LVMHがオープンイノベーションに着想を得た社員向けプログラム「DARE」をロンドンで初開催

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LVMHでは、社員の起業家精神を育むためのプログラム「DARE(破壊、行動、冒険して起業家になる)」の発足以来、初めてロンドンでイベントを開催しました。3日間におよぶイベントでは、事前にEMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)地域のグループ社員を対象に“Shaping the Customer Experience of Tomorrow(未来の顧客体験を考える”というテーマに対するアイデアを募集、選ばれた450名の才能ある社員がロンドンに集まって、ブレーンストーミングを行いました。さらに、その成果がLVMHとメゾンのエグゼクティブと外部の起業家からなる選考委員会の前で発表されました。その中から、選考委員会が、今後、最高レベルの組織的支援を受けられる3つの優秀なプロジェクトを決定しました。

LVMHでは、社員こそが革新と卓越を支える知識と創造力の源であるという強い信念に基づき、2017年に「DARE」を発足しました。この取り組みは、LVMHの社員に対して、彼らのグループ内での役職にかかわらず、イノベーションに対するビジョンを示し、そのアイデアを具体的なプロジェクトに発展させる機会を提供するものです。

「DARE」は、シャンタル・ガンペルレ(人事・シナジー部門のLVMHグループ・エグゼクティブ・バイスプレジデント)の指揮の下、ロンドン・メイフェア地区の中心でLVMHのシニアエグゼクティブやグループの有望な人材に対して卓越した能力開発を提供する組織、 LVMH Houseのメンバーによって開発されました。このユニークな世界的プログラムは、ブランドや事業領域の枠を超え、あらゆる専門分野と世代を対象としています。

「DAREプログラムは、変化をもたらすのは人であるという私たちの信条に基づくものであり、LVMHの人材育成戦略の基盤となるものです。このプログラムは、グループ内にオープンイノベーションという概念を定着させることを目的に、世界中の才能ある人物に対して、彼らのスキルセットを育成・強化したり、ネットワークを構築したり、イデアを発見・共有するための機会を提供します。また、LVMHの基本的価値観である起業家精神の文化をグループ内に浸透させるためにも欠かせない取り組みの一つです」と、シャンタル・ガンペルレは述べています。

発足以来、DAREでは、フランスやイタリア、中国、アメリカでイベントを開催し、ラグジュアリーの未来や持続可能な開発、性の平等などさまざまなトピックを取り上げてきました。ロンドンでのイベントでは、ヨーロッパや中東、アフリカにおけるLVMHグループの社員、約13,000名を対象に、顧客体験におけるイノベーションに関するアイデアを募りました。

応募者から60名がロンドンでのDAREプログラムの参加者として選ばれ、さらに、セントラル・セント・マーチンズとインペリアル・カレッジ・ロンドンを加えて、12のチームが編成されました。それぞれのチームはLVMH Houseにおいて作業を進め、自らのアイデアをビジネスプランに転換し、メンターによる指導を受けた後に選考委員に向けた発表を行いました。

すべての参加者を讃えましょう。そして、11月12日には東京で次回のDAREが開催されます。皆様のご参加をお待ちしています。