女性に対する暴力撤廃の国際デー:LVMH、フランスの女男平等・多様性・機会均等担当省と共同で男女平等、多様性および機会均等に向けたコミットメントを発表

LVMH

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毎年11月25日は女性に対する暴力撤廃の国際デーです。これは私たち全員に関係する緊急の課題であり、LVMHはこの闘いを全面的に支持しています。16万3,000名の従業員のうち、大部分(73%)が女性であり、ほとんどの製品の対象顧客が女性であることから、同グループがフランスの女男平等・多様性・機会均等担当省からの行動を求める呼びかけに応えたのは当然のことでした。

女性に対する暴力撤廃の国際デーと関連して、LVMHグループは、フランスの女男平等・多様性・機会均等担当省大臣であるエリザベット・モレノ氏からの行動を求める呼びかけに応えました。同省は、PRキャンペーンを従業員に、さらにソーシャルネットワークを通じて外部にも広く伝えるために、大企業からのサポートを求めており、その緊急性は特にコロナ禍によって増していました。

「女性への暴力を根絶するには、社会の関係者全員に関与してもらう必要があります。LVMHによるコミットメントにより、切迫した状況に迅速かつ非常に実践的な対応を提供できるようになるでしょう。」フランスの女男平等・多様性・機会均等担当省大臣であるエリザベット・モレノ氏はこのようにコメントしています。

この取り組みに携わっている企業は同省のメッセージを共有および拡散し、支援を必要とする女性が電話できる緊急電話番号を周知させます。連続的なロックダウン施策とそれに伴う行動制限、さらに隔離により、残念ながらドメスティック・バイオレンスなどの暴力事件が増加し、被害者を保護することが難しくなっています。

LVMHは非営利組織である「Fondation des Femmes」のために、1,000泊分のホテル宿泊費用を拠出することで、このキャンペーンに具体的なサポートを提供しています。これにより、ドメスティック・バイオレンスの被害者である女性や子どもに緊急宿泊所を提供することができます。

社会、特に職場での女性の地位は常にLVMHの人材ポリシーの中心に位置し、15年近く前に開始された国際プログラムであるEllesVMHに反映されています。LVMHにおけるこのグローバルな女性コミュニティは、社会問題に取り組み、個人的なメンタリングと職業人としてのメンタリング両方により、女性のキャリアアップを促しています。このプログラムには、さまざまなコンテンツ(記事、動画、ポッドキャストなど)が満載のオンラインプラットフォーム/コミュニティであるSheroも参加し、具体的なリソースにより、LVMHの女性従業員がその職業生活の中で目標を達成できるよう支援しています。Sheroの現在のメンバー数は42,000名にのぼり、そのうち30%は男性です。

多くのLVMHメゾンは、女性に対する暴力と闘うため、さまざまな取り組みに直接従事しています。Sephoraは、暴力の被害者または目撃者となった女性、子供、若者たちを支援する、被害者学と心的外傷を専門とする学際的機関であるWomen & Safe Childrenとパートナーシップを結んでいます。過去2年にわたり、美容部員がボランティアで「連帯セール」を開催し、売上はすべて同機関に寄付しています。社内プログラムであるSephora Caresでは、ドメスティック・バイオレンスに直面しているスタッフのために、さまざまなリソースを用意しています。Sephora Stands Together Fundでは、短期的な金銭面での支援を行っており、従業員は社内の時間ドネーション制度により一時的な休職が可能で、人材の流動性を促進しています。

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Hennessyは長い間フランスのコニャックにあるソロプチミストクラブをサポートしています。ドメスティック・バイオレンスによって(多くは子どもと一緒に)自宅から逃げざるを得なかった女性を受け入れるアパート向けに、アパートを管理する非営利組織であるAserc (Association Socio-Educative de la région de Cognac)と協力して、必需品を購入するための資金を提供しています。Bvlgariは、ドメスティック・バイオレンスの被害者を受け入れているHouston Area Women’s Centerのパートナーです。

米国では、LVMHおよびその11のメゾンが、United Way of New York Cityとのパートナーシップにより、Coalition for the Homeless First Stepプログラムの一環として、女性向けのワークショップの開催を支援しました。

さらに、2019年には「Une Journée Pour Soi」イニシアチブが、LVMHとフランスのチャリティ組織であるSecours Populaireによって始まり、その多くが物理的または精神的な暴力の被害に遭っている、弱い立場にある女性を支援しています。このイニシアチブでは、メイクアップセッション、写真撮影、文化的な外出の3つのアクティビティを通じて、個人の幸福を一番に考えた「自分だけの1日」を提供します。また、LVMHは、アナスタシア・ミコバとヤン・アルテュス=ベルトラン監督による、世界で起こっている女性に対する暴力をテーマとした映画『WOMAN』の主要パートナーでもあります。

これらは、LVMHとそのメゾンが、女性に対する暴力という惨劇と闘うためにいかに貢献しているかを示す多くの事例のうちのほんの一部です。