10のLVMHメゾンが東京の複合施設「GINZA SIX」にブティックをオープン

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東京・銀座の大規模複合施設「GINZA SIX」が、4月17日、安倍晋三首相、小池百合子東京都知事、ベルナール・アルノー (LVMH会長兼CEO)が出席したオープニングセレモニーと共に開業しました。日本を代表する高級ショッピング街であり、最先端の革新的技術と日本の伝統とが出会う場として世界的に名を馳せる東京・銀座の中心に位置する「GINZA SIX」は、銀座エリア最大規模を誇ります。約47,000平方メートルの商業施設面積に、ディオール、セリーヌ、フェンディ、フレッド、ケンゾー、ロエベ、パルファン・クリスチャン・ディオール、ゲラン、メイクアップフォーエバー、モワナの10のLVMHメゾンを初めとして241の店舗が軒を連ねます。セリーヌ、ディオール、フェンディのブティックにはメインストリートの中央通りに面したファサードが設けられます。

「GINZA SIX」は、松坂屋銀座店跡地で進められていた大型再開発複合施設です。ニューヨーク近代美術館 (MoMA)の改装と増築を手がけたことで知られる建築家の谷口吉生氏が建物を設計し、ファサードは、周囲の都会的な景観と調和しながら融合しています。一方、インテリアデザインを担当したのは、これまでLVMHメゾンの数多くのブティックを生み出してきたグエナエル・ニコラ氏です。この施設はまた、約4,000平方メートルの屋上庭園も備えます。

アートとカルチャーにも力を入れ、施設の中心部にある巨大な吹き抜けは、森美術館の館長を務める南條史生氏の監修による、現代アートの巨大な展示空間が広がります。館内各所にアート作品が展示され、オープニングは草間彌生氏によるインスタレーションが展開されます。

さらに、「GINZA SIX」内には、2008年にユネスコの世界無形文化遺産に指定された能楽の最大流派である観世流の拠点「観世能楽堂」も設けられています。

年間来館者数は、日本人および外国人観光客を合わせ、2000万人を見込んでいます。

開業に合わせて、ディオールは、ウィメンズコレクションのクリエイティブ・ディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリが来日し、屋上庭園でオートクチュールショーが開催されます。また、「GINZA SIX」限定のメンズウェアアイテムも発表され、販売されます。一方、フェンディでは、国内最大級となる館内の新旗艦店でオープニングナイトが催されます。