ギュスターヴ・カイユボットの国宝「Partie de Bateau」(船体の一部)がLVMHのメセナ事業によりオルセー美術館で公開へ

LVMH

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文化遺産の保護と振興への取組みの一環として、LVMHグループは、印象派の歴史を象徴するフランス人画家ギュスターヴ・カイユボットの代表作を取得しました。この「Partie de Bateau」は、1877年から1879年にかけて、カイユボットが制作した約10点の非常に革新的な絵画やパステル画のひとつです。

国宝に指定されたこの作品は、現在オルセー美術館の印象派ギャラリーに展示されています。2024年には、印象派誕生150年を記念しフランス国内での巡回展が予定されており、この作品を多くの人に鑑賞していただける予定です。

フランス文化大臣のリマ・アブドゥル・マラクはこのように述べています。「フランスで生まれた印象派は世界中を魅了し、絶大な人気を博しました。その傾向は今も変わることはありません。LVMHのメセナ事業により、この作品が国宝のひとつとなり、フランスのさまざまな都市で披露されることを嬉しく思います。国宝のためにこれほどまで大規模な巡回展が企画されるのは初めてのことです」

LVMH会長ベルナール・アルノーのアドバイザーであるジャン=ポール・クラヴリはこのように付け加えます。「LVMHとグループに属するメゾンのメセナ事業により、これまで個人所有であった印象派の最後の傑作のひとつをフランスに残すことができたこと、そしてそれがオルセー美術館のコレクションのひとつとなったことを嬉しく思います。LVMHはこれにより、フランスの芸術・文化遺産の保護と振興に対するメゾンの積極的な取組みを改めて証明することができました」