LVMHメティエダール(LVMH Métiers d’Art)では、パリのギャルリー・パピヨン(Galerie Papillon)でサブリナ・ヴィタリの作品展を開催し、2019年のアーティスト・イン・レジデンスを讃えるとともに、2020年のアーティスト・イン・レジデンスにラファエル・バロンティーニを選出します

LVMH

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2019年前半を金属部品メーカーのレナート・メネガッティ(Renato Menegatti)で過ごしたサブリナ・ヴィタリの研修期間が終了するのを記念して、ル・マレのギャルリー・パピヨン(Galerie Papillon)とのパートナーシップにより、2020年1月30日から2月22日にかけて作品展をパリで開催します。

© Giacomo Cosua

LVMHメティエダールによるアーティスト・イン・レジデンス プログラムは、主要な芸術的プロジェクトのインスピレーションの源として、類まれな品質で知られる生産者の素材やサヴォアフェールを活用する機会を提供します。同時に、このプログラムは職人とアーティストのビジョンを結び付けることで、彼らの創造力や革新性を刺激します。ベテューヌのCentre d’Art LabanqueやPalais de Tokyoでの展示経験を持つサブリナ・ヴィタリ(33)は、2019年前半、レザーグッズブランドやファッションメゾン向けに高品質な金属製部品を提供する世界的メーカーとして名高い、イタリアのレナート・メネガッティに滞在し、37点の作品を制作しました。これまでのレジデンス同様、サブリナ・ヴィタリの作品もRVB Booksによって1冊の本にまとめられ、2020年1月、ギャルリー・パピヨン(Galerie Papillon)で開催される作品展に合わせて出版されます。

©Thomas Lannes

 

LVMHメティエダールがスポンサーを務めるアーティスト・イン・レジデンス プログラムは5回目を迎え、LVMHグループではフランス人アーティストのラファエル・バロンティーニを次のレジデンスに選出しました。ラファエル・バロンティーニは2020年1月から6ヵ月間、クロコダイルレザーのスペシャリストとして世界的に知られるシンガポールのHeng Long Leather(ヘンローンレザー)社の職人たちと共に働きます。35才のラファエル・バロンティーニは、現在、2020年1月までアメリカ・サバナのSCAD Museum of Artで自身初の単独美術館展を開催中で、今後は、同なめし工場の生産設備を活用したり、職人たちと密に連携して創作活動を行います。高級レザーグッズ向けクロコダイルレザーのなめし技術と仕上げにおける第一人者であり、LVMHとメゾンにとっても長きにわたるパートナーである、Heng Long Leather(ヘンローンレザー)社はアーティストに独創的かつ感動的な創造体験を提供してくれるでしょう。

© Jalil Ourguedi

「毎年、LVMHメティエダールによるアーティスト・イン・レジデンス プログラムでは、アーティストに対して、唯一無二の品質で知られるメーカーと密に連携する6ヵ月の冒険的な時間を提供しています。この出会い、すなわち、アーティストのビジョンと職人のサヴォアフェールの融合の成果は、常に予想外で、鮮烈かつ壮大ものばかりです。サブリナ・ヴィタリもまた37点もの素晴らしい作品を制作し、さらには特殊な金属加工の優れた技術を身に着け、作品の一つ一つ、細かなディテールに生かしています。LVMHはラファエロとHeng Long Leather(ヘンロンレザー)社もまた、刺激的で創造的な時間を共有することを期待します」とジャン-バチスト・ヴォワザン(LVMHグループ チーフ・ストラテジー・オフィサー兼LVMHメティエダ―ル理事長)は述べています。

Courtesy de l'artiste et de The Pill (Istanbul) & Espai Tactel (Valencia)