LVMH、第2回LIFE in STORES賞を開催:各メゾンで環境エクセレンスを推進するLVMHが、グループの店舗で達成された最も優れた成果を表彰

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LVMHの環境への取り組みは、一つひとつの店舗による個々の努力に支えられています。グループマネージングディレクターのトニ・ベローニと環境ディレクターのシルヴィ・ベナールの主導のもと、5月17日に第2回「LVMH LIFE in STORES賞」が開催されたのを機に、LVMHは店舗レベルでのメゾンの8つの環境ベストプラクティスを表彰しました。

「当グループの店舗のデザインは、製品と同様、LVMHグループのカルチャーである創造性、革新、卓越性に強く根付いた価値観と結び付いていなくてはなりません。当グループでは、世界中の全4,370店舗で最適な環境パフォーマンスをお約束することで、それを可能にしており、その結果、持続可能な開発目的の追求において大きな進歩を遂げています」と、トニ・ベローニは述べています。

LVMH環境部門は、ここ25年間に渡り、環境フットプリントの削減を目的として、すべてのグループの事業をサポートしてきました。このことが、2012年に発足し、現在では各メゾン内の戦略的支柱となっているLIFE(LVMH Initiatives For the Environment/環境に対するLVMHのイニシアティブ)プログラムといった取り組みにつながっています。2015年に設立された画期的なLVMH炭素基金も、LVMHの全メゾンによるグループの環境戦略への取り組みを明確に示しています。近頃この戦略により、現在から2020年の間、温室効果ガス排出量を25%削減するという意欲的な新しい目標が設定されました。

現在、LVMHの温室効果ガス排出量の70%は店舗のエネルギー消費によるものです。変化を推進する第1の力が、従来の照明と比較して平均30%の省エネが可能なLED照明への移行です。店頭におけるエネルギーパフォーマンスの向上は、長い間、LVMHグループにとっての最優先事項となっています。それこそが、エクセレンスの戦略に従う「LIFE in STORES」賞が最初に設立された理由であり、この賞の目的は、グループの全レベルに渡り、各個人に必要な責任と努力の意識を高めることにあります。セレモニーにおいて、7つのメゾンに対し、そのベストプラクティスを讃えて8つの賞が贈られます。「LIFE in STORES」賞の選考基準は、世界中の環境パフォーマンスの評価で最も広く認められている8つの方法を参考に、外部のコンサルティング会社による徹底的な監査に従って設定されています。

受賞店舗:

  • 「Envelop」賞(断熱ソリューション):セリーヌ マイアミ店、デザイン地区
  • 「Building Services」賞(水とエネルギーの管理):ルイ・ヴィトン ヴァンドーム、パリ
  • 「Air and Acoustic」賞(大気汚染および騒音公害の質):ロロ・ピアーナ ストア、ニューボンドストリート、ロンドン
  • 「Interior Design」賞(材料の使用、輸送):ゲラン サントノーレ、パリ
  • 「Lighting Design」賞(経済的な照明):DFS、T フォンダコ デイ テデスキ、ヴェネチア
  • 「Maintenance」賞(消耗品のメンテナンス):ロエベ ストア、プエルト・バヌス、マラガ近郊
  • 「Construction」賞(建築廃棄の管理):セフォラ、センチュリー シティー ストア、ロサンゼルス近郊
  • LEDレトロフィットを対象とする「Lighting」特別賞は、セフォラヨーロッパが受賞

「『LVMH LIFE in STORES』賞は、単なる受賞セレモニーではありません。環境パフォーマンスの向上に継続して努めるよう、すべてのLVMHハウスを指導し、動機付けをするためのロードマップを提供することを目的としています」と、環境ディレクターのシルヴィ・ベナールは言います。「たとえば、これらの賞によって確立されたガイダンスは、環境フットプリントの削減という当グループの目的に役立つ重要な要素であるLVMHの環境アカデミーの一環として、設計者向けの特別トレーニングプログラムの開発につながっています」