若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMH プライズ 2021 – 第8回:LVMHが2021年決勝の開催日を発表

LVMH

·

Prize LVMH 2021

LVMHは、デジタルセミファイナルの成功を受けて、第8回若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズを2021年9月7日(火)にフォンダシオン ルイ・ヴィトンで開催することを発表しました。

昨年は、Covid-19のパンデミックにより、第7回LVMHプライズの決勝は中止となり、30万ユーロの賞金は2020年のファイナリスト8名に均等に授与されました。

9月7日、審査員は9人のファイナリストを決定し、2021年LVMHプライズを授与すると共に、2019年2月に逝去した偉大なデザイナーであり元審査員に敬意を表したカール・ラガーフェルド賞/特別審査員賞も授与します。

今年は初めて、一般の方にもLVMHプライズの舞台裏や決勝のハイライト、ファイナリストの道のりをソーシャルネットワーク上で知っていただく機会を設けました。

9人のファイナリスト:

ビアンカ サンダース/ビアンカ・サンダース(ロンドン拠点のイギリス人デザイナー)、メンズウェア

シャルル ドゥ ヴィルモラン/シャルル・ドゥ・ヴィルモラン(パリ拠点のフランス人デザイナー)、ジェンダーレスコレクション クリストファー ジョン ロジャーズ/クリストファー・ジョン・ロジャーズ(ニューヨーク拠点のアメリカ人デザイナー)、ウィメンズウェア

コナー アイブズ/コナー・アイブズ(ロンドン拠点のアメリカ人デザイナー)、ウィメンズウェア

キッドスーパー/コルム・ディレイン(ニューヨーク拠点のアメリカ人デザイナー)、ウィメンズウェア・メンズウェア

キカ バルガス/キカ バルガス(ボゴタ拠点のコロンビア人デザイナー)、ウィメンズウェア

ルクハンヨ ンディンギ/ルクハンヨ・ンディンギ(ケープタウン拠点の南アフリカ人デザイナー)、ウィメンズウェア・メンズウェア

ネンシ ドジョカ/ネンシ・ドジョカ(ロンドン拠点のアルバニア人デザイナー)、ウィメンズウェア

ルイ/シュウ ルイ(上海拠点の中国人デザイナー)、ジェンダーレス

若手ファッションデザイナーための2021LVMHプライズの準決勝のスケジュール

若手ファッションデザイナーによる応募書類のオンライン提出期間:2021年1月11日~2021年2月28日

セミファイナルおよび専門家と一般による投票でファイナリストを選出:2021年4月6日~11日まで、ファッションスクールを卒業した若手の応募書類のオンライン提出:2021年1月11日~2021年5月30日まで

賞の最終選考:2021年9月7日(火)、フォンダシオン ルイ・ヴィトンにて

前回の受賞者

アルワリア、カサブランカ、チョポヴァ ロウェナ、ニコラス・デイリー、ピーター・ドゥ、シンディソ・クマロ、スプリヤ・レーレ、トモ・コイズミ(2020年ファイナリスト)

テーベ・マググ(Thebe Magugu / 2019年優勝)、ヘド・メイナー(Hed Mayner / 2019年カール・ラガーフェルド賞)

ダブレット(Doublet / 2018年優勝)

ロック(Rokh / 2018年特別賞)

マリーン・セール(Marine Serre / 2017年優勝)

赤坂公三郎 (2017年特別賞)

グレース ウェールズ ボナー (Grace Wales Bonner / 2016年優勝)

ヴェジャス (Vejas / 2016年特別賞)

マルケス アルメイダ (Marques’Almeida / 2015年優勝)

ジャックムス (Jacquemus / 2015年特別賞)

トーマス・テイト (Thomas Tait / 2014年優勝)

フッド・バイ・エアー (Hood by Air / 2014年特別賞)

ミウニク (Miuniku / 2014年特別賞)

LVMHの若手ファッションデザイナー支援事業25周年

LVMHでは創立以来25年間にわたり、グループの全メゾンにおいて歴史に裏付けされた素晴らしい伝統文化をさらに高めながら、創造と革新への情熱を基盤にした創作を続けてきました。ベルナール・アルノーは次のように説明しています。「伝統や遺産から芽吹いた革新には力がある」

ファッション、ジュエリー、パフューム、レザーグッズ、ワイン造り、時計など、LVMHグループの多様なビジネスにおいて、メゾンとデザイナーが高品質への追及、革新、創意、創造性への情熱において秀でた姿勢を貫いています。

歴史と未来は共に創造性に深く結びついているため、LVMHと傘下メゾンは常に積極性を持ってクリエイティブな才能を育ててきました。創造性はLVMHの核心的な企業価値のひとつであり、デザイナーからセラーマスターに至るまで、全チームの指針となっています。そしてLVMHの全メゾンにおいて、あらゆる創造性を支える原動力となっているのです。こうした背景から、2014年10月に現代アートを支援するフォンダシオン ルイ・ヴィトンを開館しました。フランク・ゲーリーの設計による壮麗な建物で、LVMHのアートに対する永続的な支援の舞台となっています。

LVMHは「創造性への情熱」を原動力に、長年にわたって企業慈善イニシアティブを通じ、世界のファッション業界に対して次のような支援事業を行ってきました。

  • ANDAMファッション・アワード (フランス国立モード芸術開発協会)
  • イエール国際モード・写真フェスティバル
  • ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズ
  • フランス文化・通信省設立の若手デザイナー向け投資ファンド若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズの創立も、こうした熱意から実現したものです。LVMHのイニシアティブは、ファッション業界の持続的成長と多様化において欠かせない新しい才能の勢いと台頭を底上げする力となっており、こうした活動を通して、高級ブランドの世界的なリーダーとしての責任をも果たしているのです。