パリの宝飾店のストーリー性を発見する旅、東京の「ショーメの世界」展

ウォッチ & ジュエリー

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東京の三菱一号館美術館が、「ショーメの世界」展を迎えます。この展覧会は、パリの有名高級宝飾店の歴史、文化とサヴォアフェールをめぐる旅に来場者の皆様をお連れするものです。本展は開催国に特別な敬意を表し、両者が共有する影響力とインスピレーションと共にショーメと日本との強い絆を示しています。

「ショーメの世界」展は、ジュエリーと芸術運動、現代的な作品と歴史的な作品、そしてジュエリー・クリエイションと美術品との間で交わされる確かな対話を演出します。この対話は、ショーメの歴史における重要な瞬間を明らかにしています。それはショーメが世界と関わり始めた19世紀後半のことで、この時期から独自のパリジャン・スタイルを発信しつつ、多様な影響を受容して、高級ジュエリーの歴史に残る偉大なメゾンとなりました。

「ショーメは創業以来2世紀以上にわたって、歴史という意味でも異国という意味でも、全ての物事や世界中の「他の場所」に好奇心を抱き続けてきました。この好奇心には、日本への特別な関心も含まれています。日本という国は、現代のクリエイションにもインスピレーションを与え続けているのです」三菱一号館美術館の高橋明也館長と共に本展の監修を務めたルーヴル美術館名誉館長、アンリ・ロワレットは、このように語っています。

一流の美術館や施設からの所蔵品の貸出により、本展では高価な宝石、絵画、デザイン画から多数の歴史的な未発表品目にまで及ぶ、約300点の作品を展示しています。これらの作品の魅力は、ビュロー・ベタック設計の斬新な展示演出によって一層高められ、嬉しい驚きの効果をもたらしています。

本展のハイライトはショーメと日本との芸術的な出会いに関するセクションで、19世紀後半からのショーメのクリエイションがジャポニズム運動の影響を受けたことを示しています。このイベントのために特別に制作された高級ジュエリー作品が、その影響にスポットライトを当て、自然の繊細な美しさに対する頌歌を表し、ショーメが日本と共有する優れた文化を象徴しています。

 

開催情報

本展の一般公開は2018年6月28日から9月17日までとなっております。開館時間:火曜日~日曜日は午前10時~午後6時、金曜日は午後9時まで(入館は閉館時間の30分前までとなります)

三菱一号館美術館
〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-6-2