キャサリン・リー

Kendo Brands グローバルデザイン・サステナブル デベロップメント担当ヴァイスプレジデント

専門とする職業は?

Kendoのグローバルデザインとサステナブル デベロップメント担当ヴァイスプレジデントとして、製品デザインとパッケージの制作・開発を手掛けています。KVD ビューティ、オーレ・ヘンリクセン、Fenty Beautyなど、Kendoの全ブランドを担当しています。ブランドのビジュアル アイデンティティ制作も職務に含まれます。

この職業に求められる主な資質とは?

この仕事を成功させるには創造性と合理性が不可欠です。この2つのバランスが最も重要だと言ってもいいでしょう。私たちの役割は、美と機能性を兼ね備えた製品を作ることです。プロジェクトを成功に導くには忍耐力もまた重要です。

一番嬉しい褒め言葉は?

褒め言葉ではありませんが、一番嬉しいのは、店舗で商品を見た人が「こんなに美しいから買わなきゃ!」と言ってくれることです。コスメティックの場合、消費者の入り口はパッケージです。フォーミュラの内容に関係なく、ビジュアルが気に入ってもらえなければ購入されません。ただきれいなだけでなく、お客様が欲しくなるものを作りたい、という気持ちが指針になっています。

この職業で感動を覚えることは?

この仕事の多面性、同じ日が2日とないこと、非常に異なるプロジェクトを同時に扱うことが気に入っています。プロジェクトを成功させるために合理的である必要性と、逆に、ブランドや新プロジェクトの未来に大きな夢を描くこととの間にアンビバレンス(両面価値)も感じます。

エピソードを教えてください

10年前、私がKendoで最初に担当したブランドのひとつがTokidoki(トキドキ)でした。日本のアニメにインスピレーションを得た、とても面白い、独特なアイデンティティを作り上げました。マーク・ジェイコブスがこのブランドを見て、そのセンスをとても気に入り、自身のコスメティック ブランドにKendoの参加を希望したのです。非常に誇りに感じました。このプロジェクトの責任者でしたし、マーク・ジェイコブスが私たちの作ったアイデンティティを気に入ってくれたことは、まさしく望んでいた反応だったからです。