Cova

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1817年にナポレオン軍の兵士であったアントニオ・コヴァによって創業された「コヴァ」はイタリア最古のパスティッチェリア (菓子屋)の一つです。ミラノ屈指の歴史を誇るパスティッチェリアは素晴らしい商品と卓越したサービス、洗練された店内空間で人気を集め、伝統がエレガンスとスタイルに出会う場所として人々に親しまれています。

創業:1817年創業
コヴァ CEO : パオラ・ファッシオーリ
本社 : Via Montenapoleone, 8 Milan Italy
ウェブサイト : www.covamilano.com

Identity

1817年、コヴァは流行発信地、ミラノの中心である有名なスカラ座の隣にオープンしました。のちに名士たちの社交場となったカフェの出店は、この地域の歴史において最も重要な出来事の一つとされています。観劇後のランデブーを楽しむお洒落なカフェとして、あるいはイタリア統一運動に参加する市民たちの会合場所として、いつの時代もコヴァには上流階級のエリートたちが集います。さらに、カッフェ コヴァはジュゼッペ・ヴェルディやジャコモ・プッチーニら世界的芸術家たちにも愛されました。1950年代にミラノファッションの中心地、モンテナポレオーネ通りに移転してからも、伝統あるイタリアン・サヴォアフェールを追求し続けています。

今日、コヴァは2世紀におよぶ豊かな伝統を備え、唯一無二のクラフツマンシップとクリエイティビティを讃える場所として知られています。コヴァに足を踏み入れることは時代を超える儀式であり、そこでは熟練のシェフが細心の注意を払って最高の製品を生み出し、優雅なウェイターたちが温かい歓迎の意をもって人々をもてなしています。そこには、ファッショニスタや一流のビジネスマン、洗練されたお客様が集い、コヴァならではの独特な雰囲気を楽しんでいます。まさに、イタリアの伝統を内在するタイムカプセルのような存在です。

ガステルによるパネトーネ © Cova

Icon

コヴァのパネトーネのレシピは、19世紀初頭から門外不出であり、職人たちが代々ひそかに引き継いでいます。小麦粉やイースト、バター、卵、ドライフルーツなどの厳選素材を使用するパネトーネはコヴァの代表的なペストリーであり、ホリデーシーズンや人々が集い食卓を囲むひと時、さらには美しくラッピングされた贈り物を開ける喜びの瞬間に欠かせない象徴的存在となっています。

アイコニックなコヴァのパネトーネは、イタリアのホリデーシーズンの象徴的存在です。© Cova

Insights

パオラ・ファッシオーリ (コヴァ CEO) © Cova

「ミラノの代名詞であるコヴァ。世界中どこにいても、イタリアの卓越した食とペストリーの芸術を味わうことができます。今日では、ミラノ、上海、香港、モンテカルロ、クウェート、サウジアラビア、カタール、ギリシャ、パリにおいて、また今後流行の発信地となるその他の都市において、コヴァに足を踏み入れることは、クラフツマンシップによって創造性と完璧なサービスが融合する、調和のとれた世界が明らかにされることを意味します。」

Architecture

コヴァでは、その建築様式にも歴史を垣間見ることができます。一号店から多くのインスピレーションを得たデザインは、荘厳な色使い、個性的なパターン、中央には名匠によるバンコーネバーを配置するというさまざまなデザインコードによるものです。なかでも、荘厳なハイカウンターはコヴァの中核をなす象徴的なインスタレーションであり、訪れた人々は朝のカプチーノや午後のエスプレッソを味わったり、イタリアの食前酒を楽しんだりしています。コヴァ ガーデンは18世紀の終わりにジュゼッペ・ピエルマリーニが設計した格式高い新古典主義の中庭内に位置し、うっとりするような「中庭の中庭」を構成しています。建物の随所に見られる新古典主義的な特徴が、見事に現代の空気を纏っています。

コヴァの伝統的な建築とデザインのスピリット © Cova

Outlook

1993年、コヴァは流行に敏感なアジアのコスモポリタンで国際的な展開を始め、香港、後に上海にてカフェとレストランをオープンしました。2013年、ミラノを代表するパスティッチェリアとしての地位を強化し、グローバル展開を進めるため、LVMHグループに参加。モンテカルロ、パリ、中東、ギリシャに新しい店舗がオープンし、今後数年かけて、世界の主要都市にも店舗がオープンされる予定です。

重要な数字

  • 8 ミラノのファッション・ディストリクト、モンテナポレオーネ通りの番地
  • 10 kg ご友人やご家族とシェアするのに最適なパネトーネの最大サイズ
  • 1100 一日にモンテナポレオーネ通りのコヴァを訪れるお客様の数 (平均)