LVMH、若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズ2017の受賞者を発表

LVMHは、2017年度の「若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズ」受賞者にフランス人デザイナーのマリーン・セル (マリーン セル) が選ばれたことを発表しました。

審査員を務めたジョナサン・W・アンダーソン (ロエベ)、ニコラ・ジェスキエール (ルイ・ヴィトン)、カール・ラガーフェルド (フェンディ)、ウンベルト・レオンとキャロル・リム (ケンゾー)、フィービー・ファイロ (セリーヌ)、デルフィーヌ・アルノー (ルイ・ヴィトン、エグゼクティブ・バイスプレジデント)、ジャン-ポール・クラヴリー (ベルナール・アルノー、アドバイザー兼LVMH社会貢献活動部門責任者) 、ピエール-イヴ・ルーセル (LVMHファッショングループ会長兼CEO)が、マリーン・セルに、助成金30万ユーロとLVMHグループからの1年間のメンターシップ・プログラムを贈呈しました。

世界的なミュージシャンであり、ファッションアイコンでもあるリアーナが、LVMHを称えるとともに、ジャン=ミシェル・オトニエルがデザインした2つの受賞トロフィーを受賞者に贈りました。

さらに、今年度のコンテストで類稀なる才能を発揮したことが認められた赤坂公三郎 (コウザブロウ)には、審査員から特別賞が贈られ、15万ユーロの助成金とLVMHグループからの1年間のメンターシップ・プログラムを手にしました。

「審査員たちは、アーバン、スポーツウェア、オリエンタルといったインスピレーションを巧みに組み合わせ、これらが対立し合うことを通して、ユニークな美学を表現していた、マリーン・セルの作品に強い感銘を受けました。また、私たちは赤坂公三郎 (コウザブロウ)に特別賞を贈りました。この日本人デザイナーは、その繊細にデコンストラクトされたメンズウェアで際立った存在感を放っていました。」

4回目となった今回のコンテストでは、90ヵ国からの1,200名を超える若きデザイナーたちがLVMHプライズを競い合いました。この成功は、LVMHプライズが国際的な規模で行われていることを証明しています。「LVMHグループがこうした若い才能の仕事にスポットライトを当て、彼らの成長を支援していることを誇りに思います」とデルフィーヌ・アルノーは語ります。

さらに、3名のファッションデザイン学校の卒業生に「卒業生プライズ」が贈られました。2017年度の受賞者はブリュッセルにあるラ・カンブルを卒業したマリアム・マズミアシビリ、ヘルシンキにあるアールト大学を卒業したマイジャ・メイロ、そしてロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業したロバート・ワレスでした。

彼らには1万ユーロの助成金と、それぞれ1年間ルイ・ヴィトン、ケンゾー、セリーヌで働く機会が与えられました。さらに、LVMHはその卓越性を認め、それぞれの学校に1万ユーロの助成金を贈りました。

昨年は、イギリス人デザイナーのグレース・ウェールズ・ボナーがLVMHプライズを受賞し、カナダ人デザイナーのヴェジャスが特別賞に輝いています。

受賞者

LVMHプライズ受賞者:マリーン・セル (マリーン セル)
特別賞:赤坂公三郎 (コウザブロウ)

卒業生プライズ
マリアム・マズミアシビリ (ブリュッセルのラ・カンブル卒)
マイジャ・メイロ (ヘルシンキのアールト大学卒)
ロバート・ワレス (ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ卒)