UNESCO & Women@Dior : 女性のための世界会議を開催

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国際女性デーを機に、ディオールとユネスコは、UNESCO & Women@Diorの世界会議を再び開催しました。Women@Diorは、ユネスコ本部で開催されたこの会議で、メンターシップと教育プログラムに関する優先課題として、教育、公平性、インクルージョン、男女平等を掲げました。

2017年に始まったWomen@Dior プログラムは、クリスチャン ディオール クチュールの人事部門を統括するエマニュエル・ファーブルが始めたもので、およそ60か国の学生をサポートしています。Women@Diorが対象としているのは、より持続可能な世界のために取り組みたいと希望する次世代の女性たちで、2020年、ディオールは、ユネスコが設立した世界教育連合にも参加しています。毎年、400人の若い女性が、自己形成、自主性、インクルージョン、創造性、持続可能性という5つの基本的な価値を中心にメンターシップを受けています。この日のハイライトは、Dream for Change Project (ドリーム フォー チェンジ プロジェクト)の受賞者の発表でした。若い女性たちの自主性を自分たちの地域コミュニティ内で奨励するためのコンセプトについて、5つのチームが発表。ディオール ウィメンズ コレクションのアーティスティック・ディレクター、マリア・グラツィア・キウリが特別審査員長を務め、ロイック・プリジャンも審査員として参加しました。

メンターシップを受ける若い女性たちとメンターは、LVMHグループ、メゾン ディオール、ユネスコのリーダーたちとも交流。今年は、フランスとイタリアにルーツを持つ女優ミナ・カヴァニと、「Women in Africa (ウィメン イン アフリカ)」を率いるハフスタ・アビオラも、女性たちの個性や対話、コミットメントに刺激を受けていました。女性同士の友愛を掲げたこの会議では、シャンタル・ガンペルレ (LVMHグループ人事・シナジー担当)、エマニュエル・ファーブル、ステファニア・ジャンニーニ (ユネスコ教育事務局長補)が、女性のエンパワーメントに対するビジョンを共有しました。シャルル・ドゥラパルム (クリスチャン・ディオール・クチュールのマネージングディレクター) は、モニカ・フィグルビッチ (クリスチャン・ディオール・クチュール チャイナの代表) との会話で、仕事においてもプライベートにおいても、女性の成功をサポートするための男性の役割について意見を表明しました。マリア・グラツィア・キウリは、アトリエ チャーナキヤのアーティスティック・ディレクターでチャーナキヤ クラフトスクールの創設者でもある、カリシュマ・スワリと交流。フェミニズムや創造性、職人技術について意見を交わしました。また、NomadHer (ノマドハー) の創業者キム・ヒョジョン、Green Got (グリーンゴット) の創設者、モー・カイヨーが、成功を収めた女性企業家として、社会にポジティブな影響を及ぼす企業の創設をテーマに講演を行いました。

この日の最後には、メンターシップを受けた全員が、IFM (Institut français de la mode: フランス ファッション学院) とEFAP (L’École des nouveaux métiers de la communication: コミュニケーション専門学校) の講師のサポートのもと、将来世代にも受け継がれることを目的とした集合作品を制作しました。音楽デュオ、イベイーのパフォーマンスに合わせて、イベントは、3月13日からクリスチャン・ディオール・クチュールのLinkedInアカウントとWomen@Diorのオフィシャルサイト上で動画で配信されています。