LVMH、国際生物多様性の日を記念しユネスコと共同で行う環境保全のための画期的な取り組みを再発表

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コロナショックによって引き起こされた世界的大混乱に伴い、LVMHは環境保全のためのイニシアティブの追求をこれまで以上に固く決意しています。国際生物多様性の日に合わせ、LVMHグループは、ユネスコと共同で取り組んでいる持続可能な開発へのコミットメントを改めて示します。ユネスコとLVMHグループは2019年よりパートナーシップを提携し、「人間と生物圏(MAB)」プログラムを支援しています。

 

「自然はLVMH製品の創作源であり、自然を保護することは我々の義務であります。生物多様性を保全するための取り組みは、LVMHの環境プログラム LIFEにおける戦略的な柱のひとつです」と、LVMH取締役会のメンバーであるアントワーヌ・アルノーは述べています。

LVMHは、自然の生態系を保護することは絶対的な責務であると長年考えています。LVMHグループの揺るぎない成功への長期的なビジョンと柱を構成する重要な要素のひとつは、自然保護を優先事項にすることです。天然資源はLVMHメゾンの卓越したクリエイションに欠かせません。

LVMHは、具体的な進展を達成すべく日々努めています。LVMHグループは2012年から2020年の間にCO2排出量を25%削減するという目標を2019年に達成しました。これはLIFE 2020 環境プログラムのロードマップにおいて鍵となる要素であると同時に、同期間中の企業成長を記録しました。LVMHは、この持続可能で道徳にかなった成長へのビジョンを掲げ加速することを経済復興の始まりにしようと考えています。

2019年にLVMHは環境保全への取り組みを強化するためユネスコと5年間のパートナーシップを提携し「人間と生物圏(MAB)」プログラムを支援することに署名しました。野心的なこのプロジェクトの目的は、国際協力により地球の生物多様性を守ることです。このパートナーシップの中で、LVMHグループはユネスコのMABプログラムにおける積極的な役割を果たしており、主要な国際イベントでのMABへの協力や同プログラムが支援する科学研究イニシアティブへの助力を行っています。さらに、LVMHは長期における生物多様性の保全と責任ある調達のパイロットサイトのインフラ整備も行っています。

このパートナーシップがLVMHや傘下メゾンの具体的なイニシアティブを進める上で決定的な貢献を果たし、ユネスコの科学的支援を686の生物圏保存地域に活用することで持続可能な調達計画のためのソリューションを見いだせるようになっています。LVMHメゾンは多様な地域と分野の専門家ネットワークから恩恵を得て、生物多様性を保全するための活動を進めています。さらにはこのパートナーシップにより、天然資源調達を管理する画期的なソリューションの本格展開、使用する原料の品質やトレーサビリティに基づいた製品識別、そして新たな市場の導入も容易になります。

国際生物多様性の日にユネスコが開催した円卓会議で講演を行った、LVMH環境ディレクターのエレーヌ・ヴァラドは次のように語りました。「環境や社会問題に配慮した経済復興を考えることは極めて重要です。コロナクラッシュは一定数のテーマの重要性を高めましたが、中でも環境会計に関して、LVMHはアグロ・パリ・テックの教授と共同で取り組んでいます。

すべてのLVMHメゾンがこのビジョンを共有し、それぞれの活動が環境に与える影響を軽減するための具体的なイニシアティブを追求しています。ゲランはこの取り組みの最たる例です。LVMHとユネスコ-MABのパートナーシップの中で、ゲランはMABと共同で国際的な養蜂家団体設立に向けてのトレーニングや長期的なサポートを提供しました。ユネスコの生物圏保存地域における品質の高い養蜂作業を展開し、世界的ネットワークの継続的な拡大に向けての一例として役立つことを目標としています。さらに今年の国際生物多様性の日に合わせ、ゲランはミツバチ保護の重要性について若い世代の意識を高めようと、ヤン・アルテュス=ベルトラン率いるグッドプラネット基金とのパートナーシップ提携を発表しました。

また、LVMHワイン & スピリッツ部門のモエ ヘネシーは、国際生物多様性の日をきっかけに、その「生きた土壌」プログラムの多様な活動を紹介しています。