LVMHは日本における「Métiers d’Excellence」ローンチを発表

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20214月、LVMH 日本で50年以上にわたりファッションと美容の分野における才能を育成する学校法人 日本教育財団の国際ファッション専門職大学および専門学校モード学園とのパートナーシップのもと、アジアで初となる「Métiers dExcellence」職業訓練プログラムを始動します。このプログラムでは、主に結婚・出産・育児・介護・その他様々な理由で離職した女性達の再就職とキャリア アップを支援します。

「Métiers d’Excellence」は、LVMHがパリにて2014年に創設し、若い世代や転職の機会を求めている人々に対してクリエイション、クラフトマンシップや販売におけるサヴォアフェールを継承することを目的としています。創設以来、28のプログラムがヨーロッパで実施され、約1000名もの人々が受講してきました。そして今回「Métiers d’Excellence」がアジアで初めてローンチすることになりました。日本は、アジアにおける初の開催国として選ばれました。

「ME (Métiers d’Excellence)  LVMH JAPAN・クライアント・アドバイザー・プログラム」は、4月15日に始動し、ファッションやラグジュアリー業界に限らず、様々な経歴を持つ女性達12名を迎え入れます。日本教育財団の国際ファッション専門職大学および専門学校 モード学園とのパートナーシップのもとLVMHによって開発されたプロフェッショナルを育成するための本プログラムでは、ファッション、コスメティック、ウォッチ、ジュエリー業界での販売技術を習得することができます。受講者は1年間かけて、理論と店舗での実務研修を経験します。国内外のリーダーによるファッションと美容の総合講座および特別講義や、LVMHで働く販売のプロフェッショナルによる販売とクライアントサービススキルの実習、及びその他部門の専門家によるマスタークラスが実施されます。

日本における「Métiers d’Excellence」の第1回目のプログラム受講生は、受講料が免除され、研修期間中は生活手当が支給されます。LVMHジャパン代表取締役社長 ノルベール・ルレは本プログラムについて以下のようにコメントしています。「このたび日本で、国際ファッション専門職大学と専門学校 モード学園とのコラボレーションの下、『ME LVMH JAPANクライアント・アドバイザー・プログラム』をローンチできることを大変嬉しく思います。LVMH では常に、パーソナルライフ バランスを踏まえた上で、女性のプロフェッショナル キャリアを実現することに情熱を注いでいます。その観点から、女性の復職を支援することは非常に重要であると同時に、高い意欲を持つ新しい才能を迎え入れ、LVMHならではの専門的な知識を継承することを目指しています。女性の活動を支援することにより、日本社会全般に貢献し、すべての人にとってより良い未来へ繋がると確信しています」。

実際このプログラムは、様々な理由で自分のキャリアを放棄しなければならなかった為に、早急に新しいスキルを習得し復職したいと願う女性達を優先的にターゲットとしました。LVMHジャパン 人事担当シニア・バイスプレジデント ステファン・ヴォワイエは語っています。「日本では、働く女性の約3分の2が結婚や出産を機に離職しており、また経済危機やリストラの影響を最初に受けるのも女性です。多くの女性たちが復職を望まれていますが、フルタイムの仕事に戻ることは容易ではありません。LVMHにとって、『ME LVMH JAPANクライアント・アドバイザー・プログラム』の設立を通じて日本の女性の復職を支援することは、重要な使命だと考えています」

本プログラムの1年間にわたる授業およびトレーニングを終了すると卒業証書が授与され、LVMH傘下の以下ブランドでクライアント・アドバイザーとしての就職チャンスを得ることができます。「ブルガリ」「セリーヌ」「クリスチャン・ディオール・クチュール」「フェンディ」「フレッド」「ゲラン」「ロエベ」「ロロ・ピアーナ」「ルイ・ヴィトン」「マーク ジェイコブス」「パルファン・クリスチャン・ディオール」「タグ・ホイヤー」。