LVMH、Universum Franceランキングで16年連続のトップに

コンサルティング会社Universumでは毎年、学生に対して調査を実施し、職業に関する志望と動機を評価するとともに、最も魅力的な雇用主と企業を測定する基準について調査しています。2020年10月から2021年2月末までに実施された最新のUniversumの調査には、フランスの大学、ビジネススクール、技術学校に通う35,000人以上の生徒が参加。LVMHは16年連続でビジネススクールの生徒の間で1位を獲得することとなりました。この結果は、LVMHグループと傘下のメゾンが次世代の人材に対して放っている強力な魅力や、この困難な1年の間に取り組んだ学生とキャリア初期の専門家双方に対する支援の揺るぎない取組みを反映したものです。

Universum2020 ランキングは、フランス国内の大学169校の学生35,000人を対象とする調査を元に作成され、フランスの企業の魅力度の尺度となっています。ビジネススクールの学生の間では、LVMHが最も理想的な雇用主として16年連続でランキングされました。技術学校またはIT関連の学生への調査では、LVMHは魅力的な企業の18位にランク入り。この結果は、次世代の人材にインスピレーションを提供しサポートするという、グループや傘下メゾンやそのチームによる取組みの成果と言えます。

世界的なパンデミックによって引き起こされた危機という背景に屈することなく、LVMHグループはこの不確実な時期に学生との関わりを維持し、学生をサポートするべく状況に適応してきました。世界中の学校や大学との数多くのパートナーシップはその主たるものです。855名の新卒に加え、昨年1年間で4,800人を超えるインターンや実習生や、LVMHまたはいずれかのメゾンに加わりました。

2020年には110回、2021年に入ってから25回ものイベントが組織され、世界中で5,000人の学生が参加しました。ヴェロニク・クルトワ（ゲラン CEO）、リサ・アッティア（モワナ CEO）、ピエトロ・ベッカーリ（クリスチャン・ディオール クチュール CEO）、ダミアン・バートランド（クリスチャン・ディオール クチュール マネージングディレクター）、セルジュ・ブランシュウィッグ（フェンディ CEO）が、個人的な経験を将来の人材と共有しました。

LVMHはまた、学生向けの意欲的なプログラムも導入してきました。1月と2月には、LVMHは「DISCOVER LVMH」を始動。世界中の学生にLVMHでのキャリアについて質問する機会を提供しました。質問には、ヨーロッパ、アメリカ、中国を拠点とする、LVMHで働くキャリア初期の専門家17人が回答しました。

今年3月にローンチされたINSIDE LVMHプラットフォームでは、さまざまなメゾンの幹部とそのチームが日々の活動を共有し、ラグジュアリー業界の課題を深く掘り下げることで、外部の人々は触れることのできないコンテンツやイベントに学生がアクセスできるようになります。

中国の学生に対しては、INSIDE LVMHの中国版を展開。WeChatミニプログラムを通じて、国内でのグループの活動の舞台裏を紹介しています。さらに、ストアのツアーでは、中国の11都市で600人の学生を迎え、リテールの分野でのキャリアを発見する機会を提供しています。そのうち300名には、LVMHグループ内でのインターンシップのポジションが提供されます。

その他の多くのイニシアティブは、学生に加え、新卒者も対象としています。フランスでは、LVMHはフランス政府によって導入された1Jeune1Solutíonプラットフォームをサポートし、グループ全体で利用可能なすべてのインターンシップを掲載しています。Start Your Journey With LVMH と呼ばれる別のオンラインイベントは、2021年の初めに、フランスの8つのビジネススクールと提携して開始され、LVMHのマネージャーと人事のスペシャリストが学生と連絡を取り、インターンシップの機会を促進しました。また、LVMHは4月30日まで、オンラインのVillage des Métiers d’Excellence　職業訓練フェアを開催しています。このプラットフォームでは、クリエイティブ、工芸、リテールの各分野における30の研修プログラムを紹介し、2021年秋のセッションに向けて400以上の労働/研究契約を提案します。

LVMHは、危機により深刻な課題に直面している若者とつながり、支援するための取組みを強化することで、新世代の労働力への参加を支援し、機会均等を実現し、将来的にラグジュアリー業界の課題に対応できるよう支援することを強調しています。