LVMH、社員15万人を対象にグローバルな緊急財政支援LVMH ハートファンドを設立 – 3000万ユーロを初期拠出

LVMH

·

LVMHグループは、約15年前から取り組んできた企業の社会的責任の一環として、世界中の全社員を支援する異例のファンドを設立しました。LVMH ハートファンドは、突如として深刻な状況に直面した社員に緊急の財政支援を行うとともに、社会的・心理的な専門サポートを提供するものです。

LVMH ハートファンドは、世界70カ国以上で働く15万人のグループ社員に開かれたグローバルな支援プログラムです。これは危機的な生活状況や日常の問題への対処をサポートすることを目的としています。現在もコロナ禍において困難な状況を抱えるケースは少なくありません。同ファンドには初期予算として3000万ユーロを投入。誰でも利用できる匿名・機密保持を約束する無料のサポートホットラインが設置されます。

LVMHは、雇用主として社員に安全で充実した職場環境を提供することがグループの責任であると考えています。LVMH ハートファンドは人生の最も困難な時期にある社員を手助けするものです。グループのエンゲージメント、一人一人へのケア、社会への積極的な貢献への情熱を示す新たな例であり、グループ社員もその対象です。

「グループは社会的責任に関して、過去15年間、常に意欲的なポリシーを持って取り組んできました。特にダイバーシティ & インクルージョン、男女の平等、障がいの分野に注力してきました。企業の繁栄をはかる要素は業績だけはありません。社会への貢献と、世界中どこにいても社員をサポートできるかどうかも重要な要素です。コミットメントは当社のコアバリューの一つであり、LVMH ハートファンドの設立はその一例です」と、ベルナール・アルノー (LVMH 会長兼CEO) は述べています。

「LVMHでは社員が日々違いを生み出しています。グループの成功にとっての心臓部なのです。それに応えるため、私たちが彼らをサポートし、人生で最も困難な時期にある彼らの力になることは当然のことです。過去に例のないこの取り組みによって、社員への深い社会的コミットメントに新たな側面を示しました。困難な状況に直面している社員を具体的に支援することで、当社のコアバリューを実践しています」”と、シャンタル・ガンペルレ (LVMH ヒューマンリソース & シナジー エグゼクティブ・バイスプレジデント) は述べています。