LVMH、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の危機が続く間、世界中の地域社会を支援
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© Pink Shirtmaker
新型コロナウイルス感染症の危機が世界各地で続いているため、健康と経済に対する影響はますます深刻化し、多くの人々の福祉が脅かされています。この危機的な状態を受け、LVMH傘下の各メゾンはそれぞれ拠点を置く地域がこの困難な時期を乗り越えられるよう、一層の支援に乗り出しています。
公衆衛生の危機が起こって以来、LVMHの各メゾンは新型コロナウイルス感染症の流行との闘いを支援するためにさまざまなリソースと取り組みを展開しており、必要に応じてこれを継続するつもりでいます。
LVMH傘下のメゾンのいくつかは、ファッションジャーナリストのローランス・ベナイムが発起人となって始まった4月21 – 27日のチャリティオークションに参加しました。オークションで得られた収益は「SOS EPHAD」に寄付されました。SOS EPHADは、コロナウイルスでとくに大きな被害を受けた介護施設を支援するためにFondation Recherche Alzheimer が立ち上げた取り組みです。オークションハウスのタジャンで行われたオンライン販売には、セリーヌのためにエディ・スリマンが作った椅子、自在にカスタマイズできるリモワのスーツケース、シャトー・ディケムのマグナムなど、豪華なアイテムが出品されました。アニエールにあるルイ・ヴィトンのアトリエ訪問など、またとない体験もオークションにかけられました。
LVMHの各メゾンはまた、新型コロナウイルス感染症の社会的・経済的影響を緩和するためのオークションも支援しています。ロエベはパウラズイビサ コレクションの売上の一部を、青少年の権利を保護するスペインの社会組織連合、Plataforma de Infanciaに寄付します。集められた資金は恵まれない若者のための教育プログラムにあてられる予定です。このプロジェクトの狙いは、スペインの危機とロックダウン中における教育格差と中退率を削減することです。
ピンクは、この危機で深刻な状況に陥った中小企業を支援するため、地域社会に向けた連帯の取り組みを行っています。ピンクの社員が始めた「Fabric Of Communities」運動はメゾンのソーシャルネットワークコミュニティーに働きかけ、こうした企業への寄付を促しています。実質的にピンクの全社員が参加した他、60人のインフルエンサーとブランドフレンドが加わり、地域の企業に貢献しました。ピンクはまた、米国と英国の医療従事者への支援として、両国の病院に1000枚のシャツを送っています。
レストランとホテルはロックダウンでとくに深刻な打撃を受けている業界です。こうしたホスピタリティ業界はLVMHの多数のワイン& スピリッツ メゾンにとって、とりわけ製品を宣伝する上で欠かせないパートナーです。困難な時代にある同業界を支援するため、LVMHのワインエステートをまとめるVins d’Exception部門は、こうした業界が年間を通して示す寛大さのお返しをしています。
クロ・デ・ランブレイ、シャトー・ディケム、シャトー・シュヴァル・ブランのボトル6本からなる特別ギフトセットが発売されました。収益はすべて3つの福祉団体、Fondation de France (フランス)、Hospitality Action (英国)、Restaurant Employee Relief Fund (米国)に寄付されます。
LVMHグループは、地域社会を助けるこうした数々の取り組みを通して揺るぎない連帯を示してくださった社員の皆様に、改めてお礼を申し上げます。