ブルガリ、永遠の都のタイムレスなジュエラー

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LVMHグループの比類なきメゾンを巡る旅。今回は、ローマに建つブルガリの歴史的ブティックをご紹介いたします。創業130周年を機に、コンドッティ通り10番地が建築家ピーター・マリノによって驚きの大変身を遂げました。

ギリシャ人銀細工師ソティリオ・ブルガリにとって、ローマは常に最愛の着想源でした。1884年にメゾンを創業した彼は、システィナ通りに最初のジュエリーブティックをオープンします。1905年には、コンドッティ通り10番地に2店舗目をオープン。ブルガリだけが入居する建物でした。1930年代中盤、建築家フロレスターノ・ディ・ファウストによって大幅な改築が行われ、古代の宮殿のような外観を帯び、緑色の大理石の装飾列柱やアーチがふんだんに取り付けられました。この壮麗な舞台で、エリザベス・テイラー、イングリット・バーグマン、アヌーク・エーメといったスターたちが、ブルガリのクリエイションと出会ったのです。

2014年に創業130周年を迎えると、この歴史あるブティックは建築家ピーター・マリノの手で改修が施されました。新しい空間は、長年隠されてきたフロレスターノ・ディ・ファウストの近代的な特徴を露わにし、新たに、現代のイタリア人デザイナーたちが手掛けた木材と大理石の展示ケースも加えられました。永遠の都に対するブルガリの愛情は建物の外にも及びました。ブルガリは、ローマの都市に贈る記念の品として、有名なスペイン階段の改修に資金を提供。スペイン階段は、システィナ通りの最初のブティックからコンドッティ通りのブティックへと移動する、まさに途中にあるモニュメントです。

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