若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズ2018 : 審査員

LVMH

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毎年開催されている若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズは、今年で第5回目を迎えます。2018年度には新たなエキスパートと審査員が加わり、世界中から集まる候補者を評価し、選びます。1215日に始まった応募は、ウェブサイトwww.lvmhprize.com24日まで受け付けています。

決勝に進出するデザイナーは、エキスパートたちによって候補者の中から8名が選ばれることになっています。国際的に知られたファッション業界のスペシャリスト49名で構成される今年のエキスパートには、カルメン・ブスケツ (BoF、ファーフェッチ、ネッタポルテ、リスト、モーダ・オペランディへの投資家: カラカス)、アマンダ・ハーレック (クリエイティブ・コンサルタント : ロンドン)、サラ・マイノ (ヴォーグ イタリア副編集長兼ヴォーグ タレンツ責任者 :ミラノ)、ビュラク・カクマク (パーソンズ美術大学ファッション学部長 : ニューヨーク)、ハンス・デ・フォー (アンスティテュ・フランセ・ドゥ・ラ・モード、ファッション修士課程ディレクター : パリ)、ファビオ・ピラス (セントラル・セント・マーチンズ、コースディレクター : ロンドン) の6名が新たに加わりました。この6名の他に、ファッションの専門家、写真家、ジャーナリスト、バイヤー、スーパーモデルの43名が以前からエキスパートとして名を連ねています。

審査員はLVMHを代表するメゾンのアーティスティック・ディレクターおよびLVMHの主要な面々が務めます。今年はハイダー・アッカーマン (ベルルッティ)、ジョナサン・アンダーソン (ロエベ)、マリア・グラツィア・キウリ (ディオール)、ニコラ・ジェスキエール (ルイ・ヴィトン)、マーク・ジェイコブス (マーク ジェイコブス)、クレア・ワイト・ケラー (ジバンシィ)、カール・ラガーフェルド (フェンディ)、ウンベルト・レオンとキャロル・リム (ケンゾー) に、デルフィーヌ・アルノー (ルイ・ヴィトン、エグゼクティブ・バイスプレジデント)、ジャン-ポール・クラヴリー (ベルナール・アルノー、アドバイザー兼LVMH社会貢献活動部門責任者)、シドニー・トレダノ (LVMHファッショングループ会長兼CEO) を加えたメンバーが審査にあたります。

デルフィーヌ・アルノーは次のように話しています。「LVMHプライズに携わるファッション業界関係者の皆様、そして審査員の皆様には、常に変わらず若手デザイナーの支援にご尽力いただき、心から感謝しております。2014年にLVMHがスタートさせたLVMHプライズは、世界各地の若手ファッションデザイナーの育成に功を奏し、瞬く間に世界的な成功を収めました。このプライズはファッション業界の代表的な賞となり、初回から通算すると応募者数は5,000名以上、準決戦に残ったデザイナーは27カ国以上から110名を数えます。この4年間で、LVMHプライズはその世代で最も才能豊かな受賞者を9名選出しました。将来を担う人材を評価・支援し、その自己主張と成長を助けることは、当業界のリーダーとしてのLVMHグループの責任です。2018年度、決勝進出者が披露するデザインを吟味する傑出した審査員団には、3名が新たに加わります。ハイダー・アッカーマンクレア・ワイト・ケラーシドニー・トレダノです。」

受賞者は、助成金30万ユーロに加え、LVMHの専門チームによる1年間のメンターシップ・プログラムという形でLVMHグループからの支援を受けます。この支援はあらゆる分野の専門知識 (著作権、調達、生産、流通、イメージとコミュニケーション、マーケティングなど)を網羅したものです。

さらに、LVMHプライズはファッションデザイン学校の卒業生にも贈られます。毎年、3名の卒業生が選ばれ、1万ユーロの助成金と、グループの傘下メゾンの一つでクリエイティブ・チームに加わって働く機会が贈られます。

若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズ2018のスケジュール

o 若手ファッションデザイナーのオンライン応募 : 2017年12月15日から2018年2月4日まで

o ファッションデザイン学校の卒業生のオンライン応募 : 2017年12月15日から2018年5月5日まで

o 準決戦とエキスパートによる決勝進出者8名の選出 : 2018年3月1日・2日

o 決戦 – LVMHプライズ受賞者の発表 : 2018年6月