若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とした第8回LVMHプライズ、セミファイナルはオンラインで実施

LVMH

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LVMH Prize

2013年の創設以降、LVMH プライズは毎年、世界各地の若手ファッションデザイナーを表彰しています。この取り組みはLVMHグループによる広範な社会的貢献活動プログラムの一環として行われています。8回目を迎える今年は、2021年1月11日から2021年2月28日まで、専用ウェブサイト (lvmhprize.com) にてオンラインで応募を受け付けています。

2021年度のLVMH プライズは、ウィメンズ、メンズ、ユニセックスの少なくとも2つのプレタポルテ・コレクションを手がけたことのある40歳未満のデザイナーが対象となります。コロナ禍のため、セミファイナリストの選出は2021年4月6日 (火) から11日 (日) まで開催されるオンラインイベントで発表されます。オンラインで行われるセミファイナルでは、LVMH プライズ専門家委員会のメンバーが新たな才能あるデザイナーたちの作品を審査してファイナリストを選出し、選出されたファイナリストは後日、審査員団の前でそれぞれの作品を発表する予定となっています。

LVMH プライズの受賞者には、LVMHグループによる1年間の個別指導と30万ユーロの助成金が贈られ、持続可能な発展やコミュニケーション、法的・財務的な管理の計画など、ブランド展開のサポートが受けられます。いわゆる審査員特別賞にあたるカール・ラガーフェルド プライズの受賞者には、15万ユーロの助成金と1年間の個人指導が贈られます。

さらに、若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズは、毎年ファッションスクールの卒業生3人を対象に、LVMHグループのメゾンのデザインスタジオで1年間仕事をする機会が贈られます。8回目を迎える今年は、2020年と2021年の卒業生が対象となります。専用ウェブサイト (lvmhprize.com) のGraduates Prize セクションより、2021年1月11日から2月28日までにご応募ください。

国際的なコンペティションであるLVMH プライズは、2017年はフランスのマリーン・セル、2019年には南アフリカのテベ・マググなど、これまでに世界のトップデザイナーを選出してきました。2020年の最終選考は、コロナウィルスの世界的なパンデミックを理由に中断を余儀なくされ、セミファイナルに進んだ8ブランドにそれぞれ4万ユーロの賞金が贈られました。また、デザイナーのプリヤ・アルワリア (アルワリア) 、シャラフ・タジェル (カサブランカ) 、エマ・チョポヴァ、ローラ・ロウェナ (チョポヴァ ロウェナ) 、ニコラス・デイリー、ピーター・ドゥ、シンディソ・クマロ、スプリヤ・レーレ、トモ・コイズミが、特別なグループ指導プログラムに参加しています。一方で、LVMH プライズが大切にしているこのコミュニティ意識から、これまでの受賞者がコロナ禍による困難を乗り越えられるようにサポートする連帯支援基金も創設されました。