ヴァージル・アブローがルイ・ヴィトンの新しいメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任

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この度、ルイ・ヴィトンはヴァージル・アブローを新しいメンズ・アーティスティック・ディレクターとして迎えることになりました。就任後初となるショーは、6月にパリで開催されるメンズ・ファッション・ウィークにて行われます。

「2006年にフェンディでともに働いてから、彼が登り詰めていく様子を興味深く見守ってきました。生まれ持った創造性と破壊的なアプローチによって、ファッションの世界だけでなく今日のポップカルチャーに至るまで、確固たる地位を築いた姿を目にすることができ、感激しています。彼のラグジュアリーに対する感性とサヴォアフェールは、ルイ・ヴィトンのメンズウェアを未来へと導く鍵となるでしょう」とマイケル・バーク (ルイ・ヴィトン会長兼CEO) は語りました。

「ルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターというポジションに就くことができ、大変光栄です。メゾンの伝統と創造性は、重要なインスピレーションとして認識しています。双方を反映させながら、現代的な感覚に則したデザインを生み出していきたいです」とヴァージル・アブローは述べました。

ヴァージル・アブローのプロフィール

1980年にイリノイ州ロックフォードで生まれ、アーティスト、建築家、エンジニア、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーとして活躍しています。ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位を取得後、イリノイ工科大学にてミース・ファン・デル・ローエが設立した建築学の課程を修了し、修士号を取得しました。そこで近代主義的なデザイン原則に加え、多角的アプローチの概念を学びました。

2012年、アブローはアート作品”PYREX VISION”の発表とともに、ブランド「オフホワイト c/o ヴァージル・アブロー™」を設立しました。2013年には、同ブランドからシーズンを彩るメンズおよびウィメンズのファッションレーベルがデビューを飾り、2015年以降はパリ・ファッション・ウィークでコレクションを発表しています。

アブローのデザインは、ハーバード大学デザイン大学院、コロンビア大学院建築学部、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインといった世界的に著名なデザインの教育機関でも紹介されています。

2019年に、シカゴ現代美術館で過去と現在の作品を紹介する大規模な展覧会が開催される予定です。

2015年には、「オフホワイト c/o ヴァージル・アブロー™」はLVMHプライズのファイナリストに選出されました。

これまでに数多くの受賞歴を持つ彼ですが、最近ではブリティッシュ・ファッション・アワードのアーバン・リュクス・アワードや、GQメン・オブ・ザ・イヤー・アワード2017のインターナショナル・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。