ルイ・ヴィトンが贈る、実り多き読書の秋
ファッション & レザーグッズ
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© Louis Vuitton
ルイ・ヴィトンパブリッシングから、この秋新たな書籍が複数登場しました。内容を一新した15冊の新しい「シティ・ガイド」、フォトブックシリーズ「ファッション・アイ」から新たな3冊、そしてキャロリーヌ・ボングランによる伝記小説「ルイ・ヴィトン、大胆な人」(ガリマール出版)です。読書と美しい装丁の書籍をこよなく愛するルイ・ヴィトン パブリッシングは、旅を通して、また季節を辿りながら、世界中のアーティストや作家との親密な関係を紡ぎます。
「シティ・ガイド」
1998年以来、ルイ・ヴィトンは独自のノマド的な感性を「シティ・ガイド」に注ぎ込み、世界各地の都市を新鮮で個人的な視点から提案してきました。新しい旅の体験へといざなう最新エディションでは、内容をアップデートした新バージョンのパリに加え、ベルリン、ケープタウン、ロンドン、ロサンゼルス、メキシコ、ミラノ、ニューヨーク、北京、プラハ、ローマ、上海、台北、そして東京の内容を、新しいアドレスで全面的に一新しています。
各都市のエスプリを伝えるため、ルイ・ヴィトンは名立たる出版物に貢献してきたフリーライターや特別ゲストを起用。“彼らの”街のとっておきの秘密を読者に紹介します。また、写真家グループ「Tendance Floue」とのパートナーシップによる独自の写真の数々がガイドを彩り、それぞれの街に息づく魂を捉えています。
これに加え、世界中の15都市のガイドを収蔵した限定エディションも登場。ラッカー加工を施した木製ボックスに収められたボックスセットをご用意しています。希少価値を求めるトラベラーたちを虜にする、ラッカー仕上げが美しい木製ボックスは、5色展開からお選び頂けます。 シティ・ガイドはデジタル版でも体験可能になりました。iPhoneまたはiPadでのご利用が可能なうえ、Apple TVのビデオプログラムからご視聴頂けます。さらに、ルイ・ヴィトン初のコネクテッド ウォッチ「タンブール ホライゾン」でも、シティ・ガイドのアプリ版「Near Me」(付近を検索)と「24H」(1日のプラン)に瞬時にアクセスが可能です。
独自の視点で提案する世界中の32都市と、2万件以上のアドレスを集約した、「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」は、見識の高い現代的なトラベラーに寄り添う、旅の必需品です。
「ファッション・アイ」
ルイ・ヴィトンは、旅のエスプリを表現する完璧な手段である写真を織り交ぜ、魅力的な目的地を独自のビジュアルアプローチで捉えた、スペシャルなコレクションを作りました。この「ファッション・アイ」コレクションから、今秋3冊のフォトブックが登場しました。
パリ BY メルヴィン・ソコルスキー。1938年生まれのアメリカ人フォトグラファーがパリで撮影した、アイコニックなファッションフォト・シリーズ『Bubble』 (1963)と『Fly』(1965)が、初めて1冊に集約されました。どちらも伝説的な作品としてファッション写真の歴史に刻まれる、2つの幻想的な空中写真が、溢れるエレガンスで見る者をフランスの首都の空へと浮かび上がらせます。
パリ BY フェン・リ。1971年、成都(四川州)に生まれ、フォトグラフィーで数々の賞を受賞しているフェン・リーが、斬新かつ鋭い視点で「光の都」を捉えました。辛辣なアイロニーとロマンティックなリリシズムを交えて、万華鏡のようなパリを奔放かつ不遜に表現しています。
ロンドン BY ロビ・ロドリゲス。スペイン人フォトグラファーのロビ・ロドリゲスは、この作品の中に、明確で強烈な雰囲気を描き出しました。ロンドンの街はただの背景となり、そこで暮らす人々が、日常生活の片隅で繰り広げられる物語の演者を務めます。光と影が絶妙に戯れる一連のイメージが、この街の威厳を際立たせています。
「ファッション・アイ」シリーズは、現代的な新しい才能と、あまり世に知られることのなかった秘蔵のファッション写真との前例のない対話を実現した、芸術的アプローチとして、また美的価値においても貴重なコレクションです。
『ルイ・ヴィトン、大胆な人』
ルイ・ヴィトンの生誕200年を記念する、前例のない小説がガリマール出版から出版されました。同時にリリースされたオーディオブックは、イザベル・ユペールの朗読によるフランス語版と、ジェニファー・コネリーによる英語版からお選び頂けます。
ジュラ地方の方言で「頑固者」を意味する姓をもつルイ・ヴィトンは、継母から離れるため14歳で実家の水車小屋を後にしました。木靴を履き、パンさえ持たずに、漲る決意だけを頼りに徒歩で旅立ち、2年後にパリに辿り着きました。そこで、フォーブル・サン=トノレで最も名高い荷造り用木箱製造兼荷造り職人、マレシャル氏のもとで職を得ます。それ以来、彼は幸運の星に見守られ続けたのでした。
オスマン知事によって大きく改造された首都パリで、大胆な若きルイ・ヴィトンが先見の明を持つ職人として成長し名声を確立してゆく姿が、キャロリーヌ・ボングランによる軽快な筆致で生き生きと描かれています。 その後、フランス皇后となったウジェニー・ド・モンティジョのもとで荷造り職人として仕え、永きにわたり心からの友情を育みました。1854年、メゾンのルーツとなるルイ・ヴィトンを創業してからも、情熱を絶やすことなく革新を続けます。フランス第二帝政の繁栄による恩恵を享受しながら、どんな長旅でも豪奢なドレスを守る頑丈なトランクをデザインした彼の人生そのものが、壮大な物語へと変貌していったのでした。
作家キャロリーヌ・ボングランは、『Ce que nous sommes(これが私たち)』(ドゥノエル社刊、2020年)や女性の地位についてのエッセイなど、10数冊の著書があります。2021年公開の映画『Eiffel (エッフェル)』では脚本を手掛けました。
ルイ・ヴィトンの歴史の中で、書籍は常にかけがえのない存在であり続けます。1914年にシャンゼリゼ大通りの店舗をオープンした際、顧客が快適に利用できる読書ルームを店内に設けました。この伝統は今日にも引き継がれており、ルイ・ヴィトンの書籍売り場には、アート、デザイン、ファッションや旅をテーマにセレクトされた書籍が並べられています。