若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズ2020:第7回の募集開始

LVMH

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第7回LVMHプライズの応募受付が、2019年12月2日 (月) に始まります。

受付は、公式サイト www.lvmhprize.comからのオンライン応募のみとなります。

締切は2020年2月2日 (日) です。

プライズの準決戦は、2020年2月27日 (木) と2月28日 (金) に行なわれます。

若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズの対象となるのは、これまで2回以上、ウィメンズウェア、メンズウェア、もしくはユニセックスのコレクションを発表したことのある、40歳以下のすべてのデザイナーです。国籍は問いません。

LVMHグループにより2013年に創設されて以来、この賞は才能ある若者たちに多大な恩恵を与えており、世界各国の若手デザイナーに門戸を開いています。

若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズの優勝者には、30万ユーロの助成金に加えて、多数の専門分野 (知的財産、調達、生産と流通、イメージとコミュニケーション、マーケティング、持続可能な開発など) を網羅する専任のLVMHチームによる、本人のニーズに合わせて考案される1年間のメンターシップ プログラムに参加する機会が与えられます。

カール・ラガーフェルド賞は、若いデザイナーに15万ユーロの賞金と、1年間のメンターシップ プログラムに参加する機会を授与するものです。

さらに、2019/2020年にファッションの専門校での課程を修了した若者3人が選出される賞では、賞金1万ユーロに加え、LVMH傘下メゾンのクリエイティブチームに1年間参加する機会が与えられます。

来年初旬、若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とした第7回LVMHプライズに関する追加情報が公表されます:

  • 審査員団のメンバー
  • ファイナリストの選定を担当する、国際的なファッションの専門家で構成される委員会
  • LVMHプライズおよび2020年授賞式のスケジュール

若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とした第6回LVMHプライズの決戦は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンにて、2019年9月4日に行なわれました。

LVMH プライズ 2019は、ヨハネスブルクに拠点を置く南アフリカ人デザイナーのテーベ・マググ、カール・ラガーフェルド賞はイスラエル人デザイナーのヘド・メイナーに授与されました。

写真はこちらのリンクからダウンロードしていただけます: www.press-lvmhprize.com

過去の受賞者

テーベ・マググ (Thebe Magugu / 2019年優勝)

ヘド・メイナー (Hed Mayner / 2019年カール・ラガーフェルド賞)

ダブレット (Doublet / 2018年優勝)

ロック (Rokh / 2018年特別賞)

マリーン・セル (Marine Serre / 2017年優勝)

赤坂公三郎 (2017年特別賞)

グレース・ウェールズ・ボナー (Grace Wales Bonner / 2016年優勝)

ヴェジャス (Vejas / 2016年特別賞)

マルケス アルメイダ (Marques’Almeida / 2015年優勝)

ジャックムス (Jacquemus / 2015年特別賞)

トーマス・テイト (Thomas Tait / 2014年優勝)

フッド・バイ・エアー (Hood by Air / 2014年特別賞)

ミウニク (Miuniku / 2014年特別賞)

LVMHの若手ファッションデザイナー支援事業25周年

LVMHでは創立以来25年間にわたり、グループの全メゾンにおいて歴史に裏付けされた素晴らしい伝統文化をさらに高めながら、創造と革新への情熱を基盤にした創作を続けてきました。ベルナール・アルノーは次のように説明しています。「伝統や遺産から芽吹いた革新には力がある」

ファッション、ジュエリー、パフューム、レザーグッズ、ワイン造り、時計など、LVMHグループの多様なビジネスにおいて、メゾンとデザイナーが高品質への追及、革新、創意、創造性への情熱において秀でた姿勢を貫いています。

歴史と未来は共に創造性に深く結びついているため、LVMHと傘下メゾンは常に積極性を持ってクリエイティブな才能を育ててきました。創造性はLVMHの核心的な企業価値のひとつであり、デザイナーからセラーマスターに至るまで、全チームの指針となっています。そしてLVMHの全メゾンにおいて、あらゆる創造性を支える原動力となっているのです。こうした背景から、2014年10月に現代アートを支援するフォンダシオン ルイ・ヴィトンを開館しました。フランク・ゲーリーの設計による壮麗な建物で、LVMHのアートに対する永続的な支援の舞台となっています。

LVMHは「創造性への情熱」を原動力に、長年にわたって企業慈善イニシアティブを通じ、世界のファッション業界に対して次のような支援事業を行ってきました。

  • ANDAMファッション・アワード (フランス国立モード芸術開発協会)
  • イエール国際モード・写真フェスティバル
  • ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズ
  • フランス文化・通信省設立の若手デザイナー向け投資ファンド

若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としたLVMHプライズの創立も、こうした熱意から実現したものです。

LVMHのイニシアティブは、ファッション業界の持続的成長と多様化において欠かせない新しい才能の勢いと台頭を底上げする力となっており、こうした活動を通して、高級ブランドの世界的なリーダーとしての責任をも果たしているのです。