マーク・ジェイコブス2020年秋冬コレクションがクリエイティブに表現する、ニューヨークへの変わらぬ愛
LVMH
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© Marc Jacobs
マーク・ジェイコブスがウィメンズ・プレタポルテの2020年秋冬コレクションをニューヨークで発表。シックな美しさの中に、カオスと立体感、抑制と大胆さが交差するスタイルを披露しました。
激しさとコントラストで知られる都市ニューヨークは、マーク・ジェイコブスにとって尽きることのないインスピレーション源。ニューヨークは彼のクリエイティブな感性にとって重要な意味を持っています。2月12日、ニューヨーク・ファッション・ウィークで披露された2020年のウィメンズ・プレタポルテの秋冬コレクションは、ニューヨークに捧げる華やかなトリビュートとなりました。
開放的で自由な精神を明るいカラーで表現した前シーズンとは異なり、2020年秋冬コレクションではタイムレスでシンプルなスタイルを追求。上質で落ち着いた表情の素材とフォルムが披露されました。
マーク・ジェイコブスの描く女性は、ありふれた女性像とはかけ離れています。強い意志を持ち、ゼブラプリントのコートをまとって力強いキャットウォークを披露した、シンガーのマイリー・サイラスのように個性を主張する女性です。 ボディに沿ったブラック&ホワイトの落ち着いたドレスや、イエローや明るいピンクのジャケットも登場しました。
ショーの演出は、ダンサーで振付師のキャロル・アーミテイジとのコラボレーションによるもの。コントラストと多様性が表現されました。モデルのウォークとともに、ダンサーらがパフォーマンスを披露し、その唐突で荒々しくも見える動きにより、カオスと立体感が見事に調和する世界を作り出しました。その様子はニューヨークの日常にも通じています。
シーズンごとにニューヨークを称え続けてきたマーク・ジェイコブス。今回のコレクションでは、キャロル・アーミテイジとのコラボレーションによって現代の文化から受ける影響をこれまでのニューヨークとの対話に取り入れた世界を構築しました。