ブルガリがメインスポンサーとして、トルロニアコレクションに所蔵される96体の歴史的大理石像の修復に助力します。
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© Fondazione Torlonia PH Lorenzo de Masi
芸術に対する情熱を共有するブルガリとトルロニア財団が、同財団が所有する世界有数の古代芸術の私的コレクションの修復に向けて協力します。ハイジュエリーメゾンがメインスポンサーとなり、96体のギリシャならびにローマ期の彫像の修復が実現しました。これらの彫像は「トルロニアの大理石」と題された初の世界巡回展示において一般公開されます。コレクションのマスターピースは、2020年3月25日から2021年1月1日までの会期に、ローマのカピトリーノの丘にあるカッファレッリ宮殿で公開されます。
トルロニア財団は、2014年にアレッサンドロ・トルロニア公によってトルロニアコレクションの維持とプロモーションのために設立されました。同コレクションは、世界各国の重要な古代大理石像や、新古典主義様式建築の至宝であるヴィラ アルバーニ・トルロニアを擁します。トルロニアコレクションに所蔵されている芸術作品の数々とヴィラ アルバーニ・トルロニアは、一族の手で大切に保存され、財団による保管管理プログラムの対象となっています。
アレッサンドロ・トルロニア公が「人類の文化遺産であり、一族の次世代にとっても重要な遺産」と定義するトルロニアコレクションは、一連の獲得作品、発掘建築物、トルロニア族の数々の邸宅由来の彫像を再組織し、ローマに集められています。
カッファレッリ宮殿において、2020年3月25日から2021年1月1日まで96を数える大理石作品が展示されます。胸像、レリーフ、全身像、石棺や装飾品など、トルロニアコレクション所蔵の620ピースから選び出された品が集められています。この一大プログラムのメインスポンサーを務めるブルガリの協力で行われた綿密な修復作業を経て、これらの作品には元来の輝きが再現されています。
1884年のブルガリの生誕以来大切な拠点である永遠の都市ローマは、メゾンの変わらぬインスピレーション源となってきました。コンドッティ通りにある格式高いメゾン本店の支えとなり、この地から世界に向けてメゾンの名声が放たれています。ブルガリは、トルロニアコレクション所蔵の彫像修復に助力することでギリシャならびにローマ期の起源に対するオマージュを表し、メゾンのクリエイションを鼓舞し続けるその比類のない美に対する深い共感を示します。
天からの贈りものを時を超える美をたたえたクリエイションに昇華することにジュエラーの使命があるといえるでしょう。この意において、はるか遠くギリシャ・ローマ時代の才によって生み出された大理石像の遺産を一般公開するというプロジェクトを支援することはメゾンにとってごく自然な帰結でした。修復作業によって私たちの文化的起源が称揚され、今日の美的感覚の変わらぬ基盤である大切な文化遺産が称揚されています。「高いプロ意識と情熱を掲げたトルロニア財団はメゾンにとってかけがえのないパートナーである」とブルガリの最高経営責任者ジャン=クリストフ・ババンは述べています。