ディオール クチュールが自宅へ: ディオール クチュール アトリエの閉鎖にともない、来たるコレクションに向けて自宅で作業する裁縫師たち

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歴史に名高いモンテーニュ通り30番地のディオール アトリエは3月17日より閉鎖していますが、決して作業がストップしているというわけではありません。テレワーク(在宅勤務)を始める人がいる中で、“テレクチュール”を始めた人もいます! 「Petite Mains(小さな手)」と讃えられる、ディオールの名高い裁縫師たちは来たるコレクションの生産を保証すべく、引き続き制作に励んでいます。メゾン ディオールのチームは改めて自分たちの仕事に対する取り組みと情熱を見せているのです。

 

ディオールの職人たちは、他のフランス全土と同じように、外出制限の対象となっています。とはいえ、クチュール メゾンの「Petite Mains(小さな手)」たる熟練裁縫師たちは決して何もしていないわけではありません。彼らは大胆な編成を組むことで現行のコレクションアイテムを自宅で制作し続けています。

モンテーニュ通り30番地のアトリエで働いていた職人たちは互いに切磋琢磨し合い、工夫を凝らして偉業を成し遂げています。実際に、キッチンで「バー」スーツを縫うことは必ずしも容易ではありません… そのような状況にも関わらず、これまでずっとディオールを定義してきた卓越性が今かつてないほど明白に表れています。名高いアトリエの外でも、メゾンの裁縫師たちはアトリエと同じ非の打ち所のないクオリティを保って職務を遂行しています。

また、このような新しい働き方は、多くのテレビ会議に支えられており、ほんの数週間で新しい作業環境に馴染んでファッションショーの継続を保証している職人たちの不屈の精神を明らかにしています ! ディオールは職人たちの取り組みを大いに誇りに思います。このような心持ちのおかげで、メゾンは新型コロナウイルス感染症(Covid-19)によって引き起こされた活動停止状態から立ち直ることができます。

オートクチュールの新作クリエイションに自宅で取り組んでいる者から、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)と戦う全国的な取り組みでマスク生産に参加しているルドンの職人たちまで、ディオールの裁縫師たちは、しなやかな強さと連帯力で輝いています。メゾンは我がチームの不屈の精神に心から感謝しています。