ディオールがユネスコ・グローバル教育連合に参加

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メゾン クリスチャン・ディオールはこのほど、ユネスコ・グローバル教育連合への支援を発表しました。数ヶ月前、新型コロナウイルスの危機に対応するために作成されたこのイニシアチブは、最も危険にさらされている子どもたちや若者に教育の機会を提供するため、各国への遠隔学習のベストプラクティス拡大を支援することを目的としています。クチュールハウスとして初めてこのイニシアチブに参加したディオールは、若い女子学生を対象とした教育プログラム「Women@Dior(ウーマン・アット・ディオール)」への寄与を土台としています。

 

昨年7月15日、メゾン クリスチャン・ディオールは、健康危機がもたらす世界の青少年教育への影響を緩和するためにユネスコが立ち上げたユネスコ・グローバル教育連合に参加しました。世界の生徒の87%が新型コロナウイルスによる学校閉鎖の影響を受けており、教育格差はさらに悪化しています。

ユネスコ事務局長のオドレー・アズレー氏は、「これほどの規模で教育の混乱を目の当たりにしたことはかつてありませんでした」と述べています。「パートナーシップが唯一の道です。この連合は、包括性と公平性に主な焦点を当てて、学習者と教師をサポートするだけでなく、回復プロセスを通じて解決策を解き放つための、協調的かつ革新的な行動を求めるものです」と続けました。

ディオールは、ニジェール、ケニア、ガーナ、タンザニア、ジャマイカ、パキスタン、フィリピン、スリランカの才能ある若い女子学生100名を対象としたWomen@Diorプログラムを開始しました。ユネスコとの提携で選ばれた学生は、ディオールの従業員から指導を受けて自信をつけ、専門的な職業に就くための力をつけることができるようになります。また、Women@Diorの一環として6月に立ち上げられた、女性リーダーシップ & サステナビリティのプラットフォームにもアクセスできるようになります。

女性リーダーシップ & サステナビリティは15のコースで構成され、Women@Diorの自主性、包括性、創造性、持続可能性というコアバリューのさまざまな側面を探求します。

理論的なコースワークに従って、参加者は、地域レベルでの若い女性のエンパワーメントを支援するために設計された「Dream for Change(変革の夢)」プロジェクトを創り上げ、学んだことを実践していきます。

もっともインパクトのあるプロジェクトは、ディオールとLVMHグループからのサポート対象となります。

メゾン クリスチャン・ディオールが教育のためのグローバル連合を支援していることは、LVMHグループとユネスコとの間の更なる連携を意味しています。2019年に両者はパートナーシップを締結し、グループで「人間と生物圏(MAB)」プログラムを支援することになりました。このプロジェクトは、国際協力を通じ、世界中の生物多様性の保全のために行動することを目的としています。この枠組みの中で、メゾン ゲランもまたユネスコと提携しています。