エミリオ・プッチ、シュプリームとの注目コラボレーションを発表

ファッション & レザーグッズ

·

Emilio Pucci x Supreme

絶えず進化するエミリオ・プッチ。豊富なアーカイブとの対話を続けることで直感的で大胆、エネルギーにあふれた創業者のビジョンを守りながら、常に「今」を見据えています。2021年春夏はシュプリームとのパートナーシップを発表。プッチを象徴する「チューリパニ」 (1965年) と「ファンタジア」 (1970年) をフィーチャーした新作14点からなるコレクションを発表しました。

コレクションはシルクのタキシード、耐水性ナイロンのスポーツスーツ、プリントと刺繍ロゴをあしらったシャツとTシャツ、フーディとパンツ、フットボールシャツとショートパンツ、ルックを完成させるさまざまなアクセサリーで構成されます。

1914年、エミリオ・プッチはフィレンツェでも最古の一つに数えられる貴族の一家に生まれました。彼が制作した革新的な流線形のスキーウェアを、1947年に『ハーパーズ バザー』が撮影したことで、思いがけずファッション界のキャリアをスタートします。

その成功を受けて、1950年にはカプリ島にリラクシングなリゾートウェアのブティックであるラ カンツォーネ デル マーレをオープン。ラグジュアリーなスポーツウェアというアメリカ的なコンセプトとユニークなタッチを取り入れ、明るいカラーを表現します。

その後の10年間、順調に成長を続け、エミリオ・プッチは遊び心あふれるモダンなウィメンズファッションを提案するグローバルブランドとなりました。流れるようなフォルムと革新的で高品質な素材を駆使し、国際的なジェットセッターのためのエレガントでありながらコンフォートなピースを作り出したのです。

エミリオに「プリントの王子」の呼び名をもたらした、万華鏡のように渦を巻くデザインは今もブランドのシグネチャーであり続けています。

パラッツォパンツのパジャマ、フラール生地のシャツ、シワにならないドレスには、のびやかで自由な動きを取り入れたフェミニンなスピリットが表現されています。

この洗練されたアヴァンギャルドな“メイド・イン・イタリー”のスタイルは、20世紀半ばにファッション界を席巻した構築的なニュールックとは一線を画すものでした。

1947年以来、エミリオ・プッチはプリントとカラーに独自のコードを確立し、他には真似のできないシグネチャーを生み出してきました。新たな創造的視点を取り入れることでブランドのストーリーを豊かにし、名だたる遺産に新たな解釈をもたらしています。

創業者エミリオ・プッチが作り上げた地中海の豊かな伝統、エキゾチックな文化、自然の風景にインスパイアされた大胆なコードは、その名を冠したブランドを導き続けています。

今日、エミリオ・プッチは創業者の直感的でダイナミックなビジョンに生き生きとした新たな世界を迎え入れながら、メゾンの膨大で豊富なアーカイブとの対話を続けています。