LIFE(LVMH Initiatives For the Environment)2020プログラムの一環として発足したLIFE 360プログラムは、今後3年、6年、10年というスパンでLVMHグループの環境戦略を推進する、新たな羅針盤となります。

すでに27年間にわたって、LVMHは環境保護への取り組みを成長戦略の柱に掲げてきました。2012年にLIFE(LVMH Initiatives For the Environment/環境に対するLVMHのイニシアティブ)プログラムを始動してから、この戦略はさらに加速し、持続可能な成長という概念はグループ傘下のメゾンの戦略計画の中にしっかりと定着しています。

2016年、LIFEプログラムは環境パフォーマンス改善への取り組みをよりいっそう強化しました。期限を2020年に設定し、すべてのメゾンが共有する4つの具体的な目標を定めました。製品製造に関連する環境パフォーマンスの改善、原材料の調達過程において最高レベルの基準の適用、そして、全拠点における環境パフォーマンス指標の向上と、CO2の排出量削減です。

これらの目標は達成されただけでなく、目標値を超える結果ももたらされました。そこでLVMHは、LIFE 2020プログラムの継続にあたり、さらに野心的な計画、LIFE 360を設定しました。この新たな戦略は、2023年、2026年、2030年という3つの期限と、4つの柱で構成される製品に関する行動目標を掲げています。

  • 生物多様性の保護:ユネスコとのパートナーシップによる『人間と生活圏計画』のサポート、ならびに、ワイン & スピリッツ事業で展開している再生農業のパイロットプログラムの推進という、2つのアクションを中核として取り組みます。LVMHはこの他にも、森林保護団体Canopyとのパートナーシップを結び、森林保全活動に取り組んでいます。
  • 気候変動に対する取り組み:LVMHは、エネルギー消費量のパフォーマンス改善に向けた努力を引き続き継続していきます。製造拠点や販売店舗でのCO2排出量にフォーカスし、とりわけ、製品の製造に関わるものではなく、輸送や素材調達、使用方法といった製品のライフサイクルにおけるさまざまな過程での排出量の削減を目指します。
  • 循環経済の推進:売れ残った商品や、在庫素材を活用した衣類の製造、代替素材の開発研究など、リサイクルシステムの確立に取り組みます。
  • 透明性の保証:製品のトレーサビリティに関する情報をよりいっそう求める社会のニーズに応えます。