LVMHは、事業の現実を反映し、貴重なパフォーマンスの源を生み出すことで、多様なチームへのコミットメントを継続的に再確認しています。この多様性へのコミットメントが、2007年のEllesVMH イニシアティブ創設につながりました。 

グループの女男平等イニシアティブであるEllesVMHでは、様々な取り組みを通じて、女性の職能開発を促進します。

シャンタル・ガンペルレ (グループ エグゼクティブ・バイスプレジデント、人事およびシナジー担当) は、「多様性は、補完的なスキルと財産の大きな源であり、LVMHとメゾンにとって重要な西洋要素をもたらします」 と述べています。「LVMHは素晴らしい人材プールを持っています。こうした野心を持つ女性や男性にキャリアアップの機会をもたらすことは、当グループが現在、そして将来直面する課題への対応に欠かせません」

人材採用、トレーニング、賃金平等、キャリア評価面談、産休または父親の育児休暇など、真のジェンダーダイバーシティを促進する当グループの役員およびHRポリシーの積極的な関与に加えて、行動における3つの柱に取り組んでいます。

平等
50%の女性が、2025年までにグループの要職に就任

公平
2025年までに給与の公平性を確保

伝承
世界中に広がるEllesVMH ネットワーク全体のパワーを活用

こうした野心的な目標は、さまざまなイニシアティブを通して女男平等を促進する具体的な成果を挙げており、LVMHにおける重要ポストに就く女性の数は、2007年から2022年の間に23%から45%に上昇しました。さらに、エグゼクティブやマネージャーの65%は女性であり、18名の女性がCEOに就任しています。

女男平等を促進するイニシアティブは、LVMHのさまざまな場面で取り組まれています。

  • ジェンダーダイバーシティプログラムのトレーニング、コーチング、メンタリング、サポートなど、グループレベルのアクション。
  • 各市場の特異性に合わせた地域イベントやイニシアティブへのLVMHのスタッフの参加を促進する地域ネットワーク。
  • 各メゾンでの、文化、価値観、戦略的優先順位に合ったアクションの導入。

また、これまで以上にインパクトのあるツールも誕生しています。

  • SheroLVMHで働く男女に力を与える社内デジタルプラットフォーム。記事、ビデオ、ポッドキャストなどのラーニングモジュールやインスピレーション溢れるコンテンツを通して、男女平等の促進を目指しています。
  • Inclusion Index:2018年以来、Inclusion Indexでは、グループやメゾン、地域全体のダイバーシティとインクルージョンを支援することで、イニシアティブを促進しています。

2013年、LVMHグループと32の傘下メゾンが国連の「女性のエンパワーメント原則 」(WEP) に署名しました。2014年秋には、米国を拠点とするLVMHの傘下メゾンの責任者も憲章に署名し、LVMHの署名者数は41となりました。

2022年、50人以上を雇用するフランスのLVMH合同企業の成果に基づき、グループは男女平等指数スコアにおいて91.8/100を達成しました。グループは、フランス政府による男女平等指数を用いて、男性社員と女性社員の間にある給与の不平等を評価しています。このスコアは、賃金格差、昇給格差、昇進格差、産休から復職して昇給した社員の割合、給与の高い上位10職種に占める女性の数という5つの基準に基づいています。

その他の活動 : 社会責任と環境責任