リテールのエネルギー需要を減らす

環境への取り組み 

改装されたローマ・コンドッティ通りのブルガリストア © Bulgari

LVMHが排出する温室効果ガスの約70%は、傘下のストアでのエネルギー消費に起因します。こうしたストアの売り場面積は、世界中で100万平方メートルに及ぶのです。気候変動との戦いを支援するため、LVMHと傘下の各メゾンは売り場におけるエネルギーパフォーマンスの改善に優先的に取り組んできました。

LVMHの各メゾンはLED照明へ

第一の手段はLED (発光ダイオード)照明の展開です。LEDの使用により、従来型の照明と比べてエネルギー消費量が平均して30%削減されます。LVMHはこの分野で深い専門知識を養い、2012年にLVMH照明プログラムを開始しました。このプログラムによってグループ内のオンライン調達プラットフォームが用意され、LVMH傘下の各ブランドにとって、考えうる最善の解決策を見つけることが容易になりました。多くのメゾンはすでに目覚ましい活動を開始しています。たとえば、ディオール クチュールは新しいストア全店にLED照明を設置し、既存のストアのファサードも90%にもすでにこの技術を使用しています。

またLVMHは消費エネルギーの削減を進めるため、傘下のブランドに夜間はショーウィンドウの照明を消すよう促し、エネルギーとコストがかなり節約されました。

パリ、フランソワ プルミエのディール オム ストア © Dior

ブルガリがローマ店を改装

環境への影響を考慮した持続可能な建設・改装工事は、ストアのエネルギーパフォーマンスを改善するもう一つの方法です。ローマのコンドッティ通りにある有名なブルガリ ストアは、この点で優れた事例です。全面的に改装されたストアは、環境保護の最高基準および気候変動と戦うための推奨事項を満たし、たとえば、完全LED照明を設置することでエネルギー消費が40%近く削減されました。

改装されたローマ・コンドッティ通りのブルガリ ストア © Bulgari

セフォラがエネルギー管理システムを公表

LVMHグループは近年、売り場におけるエネルギー管理の確実な最適化を図るために前進してきました。現在、世界中の14ストアでパイロットプロジェクトが進行中です。セフォラ U.S.は2007年以来、各ストアでエネルギー管理システム (EMS)を実施しています。現在288のストアにEMSが導入されており、2018年にはこれが全ストアに拡大されます。このシステムを使用し、リアルタイムでエネルギー消費を管理することで、省エネの機会を見つけ、継続的な改善プロセスを推進することが可能になります。

米国のセフォラ ストア © Sephora

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