ヴァランティーヌ・フロラン

(ゲラン リヴゴーシュ、アシスタントマネージャー)

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ヴァランティーヌ・フロランのキャリアは、大学での勉強と実際の経験が非常に補完的なものであることを示しています。そして、賢明に選ばれた彼女の専門分野における修士号が、LVMHグループおよびゲランへの扉を開けました。

「私は以前から、ラグジュアリー業界の驚くべきサヴォアフェールと豊かな遺産に情熱を抱いていました。しかしこの業界でキャリアを築くには、ふさわしい経歴を確保したいと考え、2006年にパリ政治学院に入学しました。交換留学の年にはミラノのボッコーニ大学へ留学し、ラグジュアリーマネジメントとマーケティングを学びました。その後、やはりパリ政治学院で財政・戦略学の修士号を取得し、同時にエコール・デュ・ルーヴルで美術史の学位を取りました。これで十分な学歴が手に入りましたが、ビジネスの世界に照準を定めたという実感はありませんでした。

2011年、ESSECビジネススクールに入学し、LVMHが提供するプログラムに参加し、ラグジュアリーマネジメントを専門に学ぶ機会を得ました。これは、教室で学ぶ理論とグループ傘下のメゾンでの実習中に得る実地体験を組み合わせた、1学年わずか20名で行われる独自の画期的なプログラムです。私はゲランで顧客アプローチについて学ぶことを選びました。ゲランを代表するシャンゼリゼ店の改修ということで、このテーマが重要でした。ゲランですぐさまそのプロ意識とチームの温かさに魅了された私は、顧客体験をより明確に特定し、その満足度を向上させるため、最前線に立って仕事を続けたいと考えました。

2013年、私はゲランに入社できるチャンスに飛びつきました。リヴゴーシュのリテールネットワークを担当するアシスタントマネージャーとして、ル・ボン・マルシェを中心にパリで4カ所を管轄するマネジメントチームに加わりました。商業戦略、コーチング、販売目標の追跡といった課題に取り組んでいますが、非常にやりがいがあります。特に極端に競争の激しい環境、ゲランで働く同僚の多様性 (CRM、経営管理、研修、マーチャンダイジング、オペレーショナルマーケティングなど)、エキサイティングな変化の真っただ中にあるメゾンの開放的な精神を考えると、なおさらそう思います。」