Reza Sanadi

(Kenzo、欧州地域マネージャー)

レザ・サナディはイランで生まれ、フランスで教育を受けました。どんなときも強い意志をもって努力をし、Kenzo社内で着実にキャリアアップを重ねてきました。常に学び続けることによって、独自の道を切り開いてきたのです。

「私は常に、高水準の追求を自分の指針としてきました。故郷のイランでは、両親は常に優れた技能の習得に熱心でした。10歳から、伝統的な厳しい教育を行う南フランスの寄宿学校に入りました。その数年後、高校の卒業証明書もないまま、パリで初めての仕事探しをしました。どのような状況にあっても、細部へのこだわり、懸命な努力、美しいものへの情熱が、私の原動力でした。その結果、Kenzoへの扉が開いたのです。

1998年、ヴィクトワール広場にある由緒あるブティックに、セールスアドバイザーとして入社しました。2002年からマドレーヌ広場のブティックのアシスタントマネージャー、2006年からロンドンのフラグシップストアで、店舗ディレクターを経てそして2010年、イギリス担当マネージャーを拝命しました。2014年1月1日からは、ヨーロッパ各地の5つの店舗の開発に携わっています。

これまで経験したすべてのポジションで、私は「お客様に特別な経験を提供する」ことを心に決めていました。日々の成功は、スタッフの能力とやる気があってこそ、実現するものです。そのために、私はいつも彼らの側にいて、経験を共有し、指導しなければなりません。こうした考え方は、私自身の上司から学んだものです。上司は常に身近にいて細かく目配りをしてくれ、話を聞いてくれました。そうやって私の決意に応えてくれ、私の目標達成を助けてくれたのです。先日も、上司は私に新しい扉を開いてくれました。リテール戦略に参加する機会が与えられたのです。このプロジェクトは非常にやりがいのあるもので、私がこれまでのキャリアで大切にしてきた、すべての面が生かされるものです。すなわち、挑戦すること、高水準のサービスを追求すること、スタッフとともに行動してスキル開発を助けること、といったことです。LVMHは、高水準を求め続けており、その実現へ向けたロールモデルを示してくれます。まさに人材を育成する学校であり、そこで働く従業員に成長のチャンスを与えてくれる場です。私自身が、その生きた証拠です。」