人材育成と継承

LVMHグループは、社員それぞれの個性と能力がバランス良く発揮されるための、良好な環境作りを心がけています。

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社員の活性化を図る組織

社員の希望に応じて、グループは具体的な教育研修を用意し、能力開発の機会を提供しています。社員それぞれのキャリアパスを描き、グループ内での異動や、ベンチャープロジェクト、あるいは連携プログラムへの参加を促すなどがその例です。プロジェクトを主導し経験を積むことで、男女を問わずグループ従業員の活動範囲が広がると同時に、それぞれの技能やサヴォアフェールの幅を拡充させ、ビジネスの人脈形成にも役立っています。

メゾンおよびグループが展開する事業の規模や多様性、そして地理的にも職種においても幅広い可能性のあるLVMHグループは、社員それぞれが存分に能力を発揮して成長を遂げ、さらに新たな分野へと挑戦できる、社員にとっての無限の活躍の場なのです。

知識を基盤としたエコノミー

社員のパーソナリティ、能力、感性を拠り所にしつつ、LVMHグループは独自の「知識型経済」を構築しました。社員から発せられたさまざまな新しいアイデアが、また別の社員へインスピレーションを与え、それぞれの才能が発揮されるという枠組みです。組織の中でそれぞれが学びを得るため、成功体験であれ失敗談であれ、経験の共有は絶えず積極的に行われています。

また、それぞれのメゾンの伝統を受け継いでいくことは非常に重要な課題です。メゾンの成功と永続性に関わる伝統は、世代を超えて受け継がれていくものであり、メゾンが有するサヴォアフェールもまた、永く継承されていくべき財産です。LVMHの一員となると、女性あるいは男性先輩社員の傍で知識を習得することでしょう。しかしその後は、彼らを超えて成長していくことが期待されます。

我々が求めるものは、常に高みを目指し卓越性を追求すること。絶えることのない創造性と革新性によって、常に活力ある企業であることなのです。LVMHグループが、学び・成長し・自己のポテンシャル開拓に理想的な組織であるとされるのは、このためなのです。

未来へ向けて

とりわけダイナミックな分野であるラグジュアリー業界において、企業のあり方について自問し、我々を取り巻く社会に対してオープンであることは極めて重要であると考えます。こうした企業姿勢を示し、学び続ける組織であることを自らに課すLVMHグループのメゾンにとって、変革と改良を重ねていくことは、まさに中核的な課題です。よって、社員の育成は、大きく4つのテーマ(グループの文化と価値の継承、マネジメントとリーダーシップ開発、卓越性とその課題、オープンイノベーション)によって構成されています。

社員のキャリアの発展は、直属の上司や人事部の支援に加えて、主体的なプレイヤーであるそれぞれの社員個人にかかっています。
そのためLVMHではそれぞれの社員に対し、グループ内でメゾンをまたいだ人脈ネットワークを広げ構築していくことを強く奨励しています。 そうすることで、グループのエコシステムに対する理解を深め、キャリア発展につながる数々の機会を開拓し発展させていくことができると考えています。

様々な才能をグループ内で流動的に起用していくということは、専門性や知識の発展と共有のみならず、新しいエネルギーや創造性を組織に吹き込む、有効な手段なのです。