アリレザ・ダナイ

ベネフィット、中東・アフリカ地域マネージャー

技術者として教育を受けたアリレザ・ダナイは、LVMHグループでのキャリアをパルファン・クリスチャン・ディオールの購買部門からスタートしました。様々な技術を習得して生産マネージャーおよび営業マネージャーを務めたあと、現在の役職であるベネフィットの中東・アフリカ地域マネージャーへと昇進しました。

「グルノーブル理工科大学卒業後、価値連鎖の第1段階に取り組もうと決意しました。4年間、消費財の梱包物流マネージャーとして働いて調達手順と費用について学びました。この経験により、効果的な購買戦略の重要性をしっかりと理解できました。

2001年に購買マネージャーとしてパルファン・クリスチャン・ディオールに入社しました。私には2つの職責があり、その一つが製品製造の内部委託でした。社内的には対象製品を識別するためにマーケティング部門と協働し、また製造部門とともに工場の最適化に取り組みました。社外では、弊社の工場に良い影響が出るよう、以前の供給業者と協業して生産過程と費用構造をより深く理解しました。このプロジェクトは成功し、莫大な費用削減を実現させるとともに、取扱製品の入手可能性を最適化することができました。それに続き、2つ目の任務として、子会社及び販売業者の調達価格の最適化を目指しました。これには関税、運送手段、梱包方法などのさまざまな要素を網羅する価値連鎖の綿密な分析が必要でした。

上記2つのプロジェクトは、購買がサプライヤーとの単なる価格交渉にとどまらない多様な領域だということを如実に示しています。理想とする価値創造をなし得るには、提携企業とのエコシステム全体と弊社の世界的な組織を考慮しなくてはなりません。これにより、傾聴、他社理解、仲介などの優れた能力を身につけることができました。いずれも、私が間もなく負うことになる責務には不可欠です。

この経験をもとに、カスタマーサービス及び製造の責任者として購買に関わる業務を歴任した後、フランス国外で営業の役職に就きました。そして2018年に、中東・アフリカ地域マネージャーとしてベネフィットに加わりました。職務はブランドの成長です。つまり、あらゆる領域で有能なチームを組織し、販売業者と小売業者との特別な関係性を構築することです。提携企業の目標を理解するには、きちんと話を聞く技術が必要です。これは、私が購買担当だった時にサプライヤーとの協働で求められた能力に非常に近いです。

これまでに身につけてきた能力と起業家精神が、日々の原動力になっているのです。購買部門で積んだ経験は、今後の責務においても大きな財産となるに違いありません」