LVMH、初の包括的な社会・環境報告書を公開―持続可能な成長のためのイニシアティブ

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LVMHの社会的、環境的なコミットメントとイニシアティブをまとめた初の報告書が公開されました。ベルナール・アルノーによる序論で始まる本報告書では、LVMHが取り組む多くの数多くのイニシアティブが詳細にまとめられています。これらのイニシアティブには、世界的な健康危機に立ち向かいながら責任ある成長を目指すLVMHの確固たるコミットメントが反映されています。本報告書は包括的なアプローチでLVMHグループの行動を分かりやすく伝え、ステークホルダーにエンゲージメントを促すものです。

前例のない世界的な健康危機に際し、LVMHは揺るぎない決意を新たにしています。グループで働く全社員と共に行動を起こし、さまざまな社会的・環境的課題に取り組んでいきます。パンデミックの発生後、LVMHはCOVID-19への対応を迅速に開始しました。パフューム & コスメティクス部門のメゾンは手指消毒剤を、ファッション & レザーグッズ部門のメゾンはマスクとガウンを生産しました。LVMHが調達した4000万個を超えるサージカルマスク、人工呼吸器、血液検査薬は公衆衛生当局に提供されています。LVMHの全てのメゾンとチームは、各国でこの大規模な取り組みを推進しています。医療従事者、サプライヤー、非営利団体を支援する数多くのイニシアティブが展開されました。

また、LVMHは社員の安全と健康に細心の注意を払いながら事業活動を継続しています。チームは適応力と連帯感を発揮し、顧客、パートナー、全てのステークホルダーとのコミュニケーションに新たなアプローチを導入しています。こうした努力により、特に大きな影響を受けることとなった若い世代に対する長年のコミットメントを維持しています。LVMHの人事部門が推進する世界各国の教育機関・大学とのパートナーシップ、またInstitut des Métiers d’Excellenceの活動を通じて、若い世代のキャリア構築をさまざまな形で支援しています。また、鎌状赤血球症の子どもたちや再就職の機会を求めている人々への支援も継続しています。

社会における多くの不平等と不公平がコロナ禍で露わになりました。この1年で目にした悲劇は、私たちには未だ達成していない目標があること、そして、行動は言葉よりも強く人に訴えかけることができるということを伝えています。ここでもLVMHグループはさまざまなアクションを起こしています。米国でのダイバーシティ&インクルージョン部門の設立、国際労働機関の「ビジネスと障害グローバルネットワーク」への参加、米セフォラが署名した「15パーセント プレッジ」 (商品棚の15%で黒人が経営するブランドの製品を扱うイニシアティブ) がその一例です。

コロナ禍は環境保護の必要性も浮き彫りにしました。元国連気候変動枠組条約事務局長のクリスティアナ・フィゲレス氏は「私たちは、自然と調和する生き方を学ぶことが緊急に求められている」と述べています。この考えにLVMHとグループの環境部門は深く共感し、この1年、コロナ禍がラグジュアリー業界に与える影響を注視してきました。人間と環境の関係に大きな変革が求められています。LVMHは環境保護を常に優先事項として取り組んできました。さらに今、自然と創造性の間に新たな友好関係を築くため、メゾンの支援を受けながら大きな一歩を踏み出そうとしています。そのビジョンを示したLVMHの新たな環境プログラムがLIFE 360です。前身となるLIFEプログラムは目標の大部分を達成し、2020年末に終了しました。生物多様性の再生、製品の循環性、スコープ3 (輸送と原材料) の排出量削減など、主要分野で進歩が見られました。さらに、2020年におけるグループのカーボンフットプリント、水と多様性への影響を正確に測定することで重要な課題を明らかにしています。LVMHのメゾン、キャリア初期にある社員、学生、LVMH科学委員会は対話を重ね、LIFE 360の2023年、2026年、2030年の具体的な目標を設定しました。これはLVMHが掲げる環境目標を反映した製品作りの指針となります。つまり、自然と調和する製品を作り、あらゆるステークホルダーを巻き込みながら生物多様性や気候問題にポジティブな変化を生み出すことに他なりません。本報告書では、LIFE 360の全容が初めて詳細に公開されています。合わせて、メゾンの環境保護イニシアティブも数多く紹介しています。

報告書の終論には、LVMHの社会・環境責任ガバナンス、社会・環境指標、責任ある調達ポリシー、その他の重要な指標を示す「エキスパート セクション」が収録されています。

2020年社会的および環境的責任報告書を読む