米国のSephora CARESプログラムが家庭内暴力対策へのコミットメントを再確認

セレクティブ・リテーリング

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2017年に社員二人を失ったのち、セフォラの北米子社は家庭内暴力の問題と闘うために行動を起こしました。一年後、同メゾンは社会的・環境的インパクトプログラム「Sephora Stands」の一環として、「Sephora CARES」という家庭内暴力問題に特化した取り組みを導入しました。Sephora CARESは問題に対する意識向上、被害者を助ける方法に関するトレーニング、個別支援を中心に構成されています。セフォラの積極的な関与は、人々が自宅で過ごすことを余儀なくされ、家庭内暴力の発生件数が増加中の今、とりわけ重要です。

 

家庭内暴力はロックダウンが始まって以来増加しています。地域によっては家庭内暴力の発生件数が40%も増加したという報告があります。

この憂慮すべき事態を受け、セフォラの米国支社は社内のプログラム、Sephora CARESを通して同問題に対処するというコミットメントを再確認しました。数カ月かけて策定された同プログラムは、家庭内暴力防止月間に合わせ、2018年10月に全米でスタートしました。Sephora CARESの狙いは、家庭内暴力に直面する社員を支え、その周囲の人々が効果的な支援を提供できるように図ることです。Sephora CARESの取り組みは、意識向上、トレーニング、支援を3本の柱としています。

© Sephora

第一の柱は、取り組みを伝え、リソースに関する情報をセフォラ社員と家族全員が利用できるようにすることです。事件を報告するヘルプラインの番号と合わせ、各地の支援組織のデータベースが全米のストアロケーションごとに整備されました。同社は、家庭内暴力とその兆候を捉える方法について社員を教育する措置も講じています。

第二の柱であるトレーニングの目的は、被害を受けている同僚を支援する術をチームに与えることです。ビデオでは、家庭内暴力の専門家が同僚やチームリーダーに対し、効果的に被害者の声に耳を傾け、被害者を支援し、問題に対処するリソースにつなぐ方法を伝授します。マネージャーのトレーニングにはとくに重点が置かれています。マネージャーは、必要な支援への懸け橋となってセフォラで働く被害者を助ける役割を担うからです。

第三の柱である支援には、被害者に対する直接の援助が含まれます。Sephora CARESでは、Sephora Stands Together Fundを通した金銭的援助を提供し、カウンセリングも用意されています。同プログラムは被害者を地域の家庭内暴力対策機関とつなぎ、必要な個別支援を得るためのシェルターを提供します。

Sephora CARESはプログラム開始から数多くの社員を助けてきました。それでも、この問題には長期的な取り組みが欠かせません。そのため、セフォラは被害者支援を進めるというコミットメントを再確認し、家庭内暴力の問題に光を当てるのです。