ウブロ、ゼニス、ロロ・ピアーナ
の新規旗艦店が銀座にオープン!

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LVMHのビジネスが勢いを取り戻し、ウブロ、ゼニス、 そしてロロ・ピアーナの3つのメゾンが数週間の間に、東京の一等地、銀座に新しく旗艦店をオープンしました。壮麗な建物と力強い建築様式は日本の市場における3つのメゾンの自信、そしてこの危機の影響に打ち勝つ決意を表しています。

現在の状況におき、注目を浴びるイベントを行うことが難しい中、ロロ・ピアーナ、ウブロそしてゼニスは、未来への自信の象徴ともいえる旗艦店を日本にオープンしました。
ゼニスCEOのジュリアン・トルナールは長期的ビジョンについて、「コロナ危機や、短期的な経済的影響があったとしても、我々のブランドの計画や大望は変わりません。ここ数年で確立された基盤と2019年の素晴らしい結果は、私たちの戦略に対する自信を高めてくれました。そして、自社の店舗ネットワークを拡大することが、この戦略の柱となっています。」と自信をにじませました。

3つのLVMHメゾンの旗艦店はすべて、洗練された高級ショッピング街として有名な日本の首都東京の銀座にあります。3店舗とも素晴らしい建物で、大胆に日本独自の特徴が表現されています。ウブロ、ゼニス、 そしてロロ・ピアーナがデザインした壮大な建物は、すぐに銀座に欠かせない存在となりました。日本人の建築家青木淳氏がデザインしたロロ・ピアーナタワーは、イタリアのメゾンの厳格でユニークな精神を表現しています。ファサード(正面部分)のエレガントなカーブは、ロロ・ピアーナが世界的に有名になった製品の魅力的なドレープを反映させています。

© Loro Piana

ロロ・ピアーナのCEOファビオ・ダンジェラントニオは、建築の影響力の重要性について次のように述べています。「銀座に新しく旗艦店をオープンすることは特異なプロジェクトですが、我々にとって大変やりがいのある一歩でもあります。ロロ・ピアーナが建築を通じてブランドのアイデンティティを表現するのは初めてです。3語で表現すると“So Loro Piana”(まさにロロ・ピアーナ)。強烈なビジュアル的インパクトを放ちながらも、完璧なエレガントさを保っている独特な建築的提案です。」

中央通りにあるロロ・ピアーナのすぐ隣には、人目を引く真っ黒なウブロタワーが並んでいます。目を引くファサード(正面部分)は、日中は太陽光の反射できらめき、夜は内側から輝きを発しているように見える鏡の破片がちりばめられた薄いガラスパネルで覆われています。

旗艦店の内装は、各メゾンの個性を反映して丁寧に作られています。ウブロは現代的で輝く印象を醸し出していますが、隣のロロ・ピアーナのストアは抑えた静けさで対照的となっています。並木通りの新しいゼニスストアは、ゼニスの世界へお客様を誘います。
天井は、ゼニスの「星に到達する時」という哲学を連想させ、「ストーリー・バー」エリアは、メゾンの歴史やサヴォアフェールを紹介したビデオを通してよりゼニスについて詳しくなっていただきながら、リラックスして飲み物を楽しめる最高のスポットとなっています。

ウブロ、ゼニス、 そしてロロ・ピアーナの3つの旗艦店がほぼ同時にオープンしたことで、なぜこんなに日本に魅力があるのかという疑問がわくかもしれません。時計ブランドであるウブロ、ゼニスにとって、日出づる国である日本は世界最大の市場であり、両社とも、その国での地位を再確認したいという想いがありました。コロナ危機にも関わらず、ウブロCEOのリカルド・グアダルーペはこの野心的な動きに関して、気後れもせず楽観的です。「このプロジェクトは何ヶ月間もかけて進行してきましたが、完成させて、国内売上高で最大の市場である日本で、我々の存在感を確認したいと思いました。なぜなら観光客向けの売り上げは全体の5%にしか満たないからです。そのため、どこよりも日本での早い回復を期待しています。」

© Zenith

同じくゼニスも楽観的です。ゼニスCEOのジュリアン・トルナールは新しい銀座というロケーションに満足しています。「銀座は世界中の最も有名なブランドや素晴らしい店舗が集中している驚くべき場所です。この地区は、洗練された要求の多いお客様を魅了します。この特別な場所に新たな旗艦店をオープンすることで、ゼニスの知名度と評判を更に高めるでしょう。」

ロロ・ピアーナにとって日本は当然の選択だったと、ファビオ・ダンジェラントニオは説明します。「日本は非常に品質主導の市場であり、製品の品質を「感じる」上で感触が鍵となります。日本人は、物がどのように見えるかだけではなく、その背後にあるもの、その構造や細部、ロロ・ピアーナが優れている面を高く評価します。」

こういった日本市場への自信が、コロナ禍でも新しい旗艦店をオープンしようという動機につながりました。このイニシアチブはロロ・ピアーナとそのCEOの将来への強い信念を体現しています。「このような重要な市場で店をオープンするのに適切な時期なのか自問したとき、これは我々の楽観的姿勢の意思表示となるだろうとすぐに感じたのです。そして、市場ではプラスに働いたと言わざるをえません。  人々、特に若者たちは、ソーシャルディスタンスを忘れずに、前向きに未来に目を向けたいと願っているからです。」

銀座でのウブロ、ゼニス、 そしてロロ・ピアーナの旗艦店のオープンは単なる新しい店舗のオープンではなく、現在の危機への自信と立ち直る力の象徴となっています。